2008年4月20日(日) 13:14

城辺地区/お年寄りの笑顔広がる

宮古本島の東側に位置する。保良、福里、新城、比嘉、長間、西里添、下里添、砂川、友利の字からなり、24部落で構成。基幹作物のサトウキビを中心とする純農村で、近年野菜、畜産、葉タバコ、マンゴーなど多角的経営が多い。住民基本台帳による今年5月末現在の人口は7285人、世帯数3004戸。住民は勤勉家で探求心が強く、アララガマ精神(なにくそ負けてたまるか)で頑張る人などが多い。優秀な人材が各界各層で活躍している。東平安名崎(長さ約2000㍍、最大幅約200㍍)は県内を代表する観光名所の1つ。「国指定名勝」のほか、「日本百景」「日本の都市公園百選」などに選ばれている。この崎には貴重な在来種植物が多く自生し、先端には白い灯台が立つ。地域には県指定史跡の上比屋山遺跡や高腰城跡などの文化財が点在する。砂川・福里両地区にある地下ダムは、農業用水を貯留する地下ダムとしては日本初。今後も地下水を利用した農業発展が期待されている。   笑顔広がる地域支援の場・多機能介護事務所「きゃーぎ」 人生の楽しみ再発見  「明日も来るさーね」「なんで、明日はおやすみの日さー」「なんでー楽しいから明日も来るさー」―。城辺字長間の小規模多機能型居宅介護事業所「きゃーぎ」では毎日のようにこうした笑顔のやりとりが利用者である地域のお年寄りとヘルパーとの間で行われている。 「きゃーぎ」は旧城辺町老人福祉センターを改修し、今年二月十二日に開所。デイサービスを中心に、要介護者または家族の要望に応じて、一時的なショートステイ(宿泊)やホームヘルプ(訪問サービス)を組み合わせたサービスを提供している。 管理者の松原静子さんは「開所してから二カ月間、ただ必死にここまでやってきた。誰もけがすることなく安全に利用者が過ごせたし、家族から喜びや感謝の言葉を受けた時は本当にうれしい気持ちになる」。  サービスを提供する上で利用者との触れ合いが大切と話す松原さん。「最初来た時はうつむき加減で、問い掛けにもなかなか、答えてくれなかった人も私たちとの触れ合いの中で、今ではカラオケを歌ったり、とても明るくなった。その姿を見るとうれしくなる。また、ここで過ごすことで以前よりも利用者の身体機能が向上していることが確認できると本当に感動する」と述べた。  利用者が施設で過ごす一日の流れは、ヘルパーが利用者本人や家族の状況に応じ、それぞれの時間に合わせて迎える。 スタッフは始めに利用者のバイタルチェック(体温、心臓音、血圧測定)を行い、身体状況を把握してからその日の段取りを決める。  利用者とヘルパーが一緒に行うコミュニケーションタイムは、体を動かしながら楽しめるものが基本で、柔らかいボールを使ったボウリングなど軽スポーツのほか、利用者の体調を見極めながら状況に合わせて折り紙や塗り絵なども楽しんでいる。  「きゃーぎ」を「人生の楽しみを再発見出来る場所にしたい」と話す松原さん。「利用者が『また、明日も来たい』と思い、明日に希望が持てるようなケアを目指して、これからもスタッフと一緒に頑張っていきたい」と力強く話した。  問い合わせは、宮古島市社協小規模多機能型居宅介護事業所「きゃーぎ」(電話74-4007)     「花の駐在さん」笑顔で着任・長間駐在の山里昇さん(池間島出身)  のどかな雰囲気とゆったりとした時間が流れる城辺字長間の駐在所に「花の駐在さん」こと山里昇警部補=池間島出身=が着任した。  以前に、狩俣駐在で七年間勤務した経験があり、今回は十三年ぶりの宮古での勤務。「やはり故郷ですから落ち着きますね。また、事件事故が少ないこともいいことですよ」と笑顔で話した。  宮古水産高校(当時)卒業後、すぐに警察官の道を選択。今年で警察官生活四十年目を迎えた。その間、沖縄本島勤務でも嘉手納署、名護署時代に駐在で勤務しており、地域に密着した駐在としての仕事はベテラン中のベテランだ。  長間駐在所については、「昨年は凶悪事件、死亡事故が無かったと聞いて安心している。しかし、いつ何が起こるか分からないので、緊張感を持ちながら親しみのある駐在にしていきたい」と意気込みを示した。  そんな、山里さんが「花の駐在さん」と呼ばれるゆえんは、これまで赴任した駐在所を花で彩ることで有名だからだ。  「私は赴任した駐在を常に花で彩ってきた。花はないよりはあった方がいい。花があるだけで駐在の雰囲気も印象も全然違う。ここももう少し花を増やさないといけないね」と話し、笑顔になる。  山里さんは、着任してすぐに花集めに取り組んだ。狩俣駐在時代に花運動を一緒に展開した当時の婦人会メンバーの協力を受け、さらに西城小学校からも花の提供を受けた。  「こうして花に包まれた駐在を見ると地域の人たちも駐在に入りやすいだろうし、親しみやすいはず。例えば怒っていた人も駐在に来てたくさんのきれいな花を見れば気持ちも和らぐと思う」。花の駐在はきょうも色とりどりの花で彩られている。  現在は、自転車競技会での優勝を目指して、西城小学校の児童に法令を教えたり、競技の練習に付き合うなど、地域にとけ込んだ活動を展開している。  花の駐在さんは、花いっぱいの駐在から地域の安全を日々、見守っている。     東平安名崎・今年もアスリートを歓迎・テッポウユリも準備万端  今回で二十四回目となる全日本トライアスロン宮古島大会。また、鉄人たちの熱き戦いがこの島で繰り広げられる。そのバイクコースとなっている城辺の東平安名崎ではテッポウユリが清白い花を咲かせ、すでに歓迎ムードが漂っている。  県内のテッポウユリの開花期は三月から五月初旬まで。  東平安名崎は毎年この時期、テッポウユリの白く長い筒状の花が地面に広がり、トライアスロン本番は選手やボランティア、応援する人たちの目を楽しませている。  これまで観光客やウオーキングで訪れた人たちを楽しませていた東平安名崎のテッポウユリだが、トライアスロンの本番だけは主役の選手、それを支えるボランティア、沿道の応援する人たちを和ませ、楽しませる役割に徹する。  今年も癒やしの白い花は、ストロングマンを全開で応援する。
笑顔広がる地域支援の場・多機能介護事務所「きゃーぎ」・人生の楽しみ再発見
  • 宮古島の人口

    平成29年7月1日現在

    宮古島市 54,040 人
    26,974 人
    27,066人
    世帯数 26,197軒
    多良間村 1,185 人
    639 人
    546 人
    世帯数 528 軒
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