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社会・全般
2010年1月17日(日)23:46

砂川安男さん(57歳)体験工房「郷土料理」オーナー平良西里

こだわりの郷土料理を

砂川 安男さん(57歳)体験工房「郷土料理」オーナー

砂川 安男さん(57歳)「郷土料理」オーナー

 昨年5月、市亜熱帯植物園内にオープンした体験工芸村。入り口左手に郷土料理のコーナーがある。オーナーの砂川さんは長年料理人の道を歩んできたプロ。何より地元の食材にこだわり、できるだけ野菜も自分で無農薬で作りたいと意欲的。「もちろん観光客もいいけど、もっともっと地元の皆さんに利用してほしい」と来園を呼び掛ける。

 
 長年、沖縄本島で仕事をしてきた。5年前、妻とのんびり農業でもしようかと郷里に戻った。そんな時、体験工芸村の話があり、また腕が発揮できたらと応募した。「宮古島でしか味わえない島の食材を生かした伝統料理が体験できる」というキャッチフレーズで宮古そば、ゆしどうふ、おからのサラダ、島ラッキョウなどを提供する。
 
 ユニークなのは、外に設置された焼き窯(がま)。特殊な煉瓦(れんが)で造られピザや三枚肉、鶏肉などがまきで焼ける。予約制で、昨年は地元の住民が忘年会で利用したとか。ピザも自家製野菜のトマトやピーマン、ネギ、ニガウリなどをふんだんに使った特製。体験のそば打ちは、ガジュマルの灰汁(あく)の澄まし汁を二日ほど寝かせて使う。「やはり、おいしいものはこだわりから生まれる」と労力を惜しまない。
 
 サタパンビンの体験もでき、修学旅行生や地元サークルの予約も多い。黒糖や紅芋、ドラゴンフルーツなどを入れオリジナルを作る楽しみも。これからは、外付けの窯も利用して黒糖作りの体験も増やしていきたいと夢は膨らむ。
 
 昨年の「産業まつり」は、初めて亜熱帯植物園が会場となった。「あの2日間は大変な忙しさだった。やっぱり人が来てくれないことには始まらない。できたら、定期的にフリーマーケットでも開いてくれたら助かるのに」と話し、集客がいかに大切かを訴える。
 常時、お客が来園しないことで、各工房はあの手この手で誘客を模索している。砂川さんも入り口にローゼルやバジルなどのハーブを植栽、目で楽しんでもらい、食材にも利用するなどの工夫を忘れない。「みんなで知恵を出し合い、この自然豊かな植物園を多くの市民に愛されるスポットにし、こだわりの郷土料理を食べてもらいたい」
 
砂川 安男(すながわ やすお)
1952年7月�日生まれ。平良中学校を卒業後、沖縄本島に移る。調理師免許を取得し、居酒屋などを営む。2005年、郷里に帰る。妻貞子さんとの間に1男2女。(佐渡山政子)


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