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2010年5月30日(日) 13:54

助産師 喜久山 仁美さん(34歳)平良下里

助産師 喜久山 仁美さん(34歳)平良下里
助産師 喜久山 仁美さん(34歳)平良下里
女性のすてきな人生をサポート  女性にとって出産は一生の一大事業。懐妊10カ月の精神的不安、身体的苦痛は、誕生の喜びで帳消しとなるものの、やはりその間の日常は決して通常とは言い難い。ところが、喜久山さんに言わせると「自己管理によって、妊娠・出産も楽しいものになりますよ」とさりげない。     自宅の一室でアロマ助産院を営む。高校生から更年期の女性まで、幅広い年齢層をみる。特に骨盤ケア教室は、出産を体験した女性に多く見られる骨盤のゆるみ、ゆがみからくる腰痛や肩こりなどで、ほとんどが気付かずに慢性化しているという。「最近、若い子に多い。昔の母親たちは農作業で体を鍛えているが、今の若者たちは車社会で育ち、妊娠時の骨盤のゆるみが後にゆがむ傾向にある」    この日訪れたのは、4人目の出産を控えた30代の女性。腰痛がひどくて、末の子を抱くこともできないという。さっそく施術に入る。3番目の出産で骨盤がゆるんでしまったのを放っておいたようだ。「ゆがみを、体操や施術などで元に戻し周りに筋肉をつけることができる。原因はその人の日常生活にある。私は自己管理ができるまでのアドバイスをするだけ」    喜久山さんは岡山県出身。1998年、宮古に初めて来て、青い海に魅了される。2年後には移住、宮古病院産婦人科に1年間勤務した。その後、沖縄本島に移り結婚、育児休暇中にアロマセラピー(芳香治療法)コーディネーター認定、チャイルドケアのコーディネーターを取得した。2007年、夫の転勤を機にまた宮古に移り、開業した。    アロマを使用したリラクゼーションで、お産が安心して迎えられるようなイメージトレーニング、分娩時の骨盤ケア、母乳のことなど母子に関するあらゆる悩みを指導する。「女性に生まれてよかったと思えるような、そんなお手伝いがしたい。これまで、400例の分娩介助をしてきた中で、安心して出産に臨み、産後も母子ともに健康な毎日が送れるようサポートしていきたい」と明るく話す。   喜久山 仁美(きくやま ひとみ)1975年8月12日生まれ。岡山大学医療技術短期大学助産学科卒。2000年、宮古病院産婦人科勤務。01年、南部豊見城病院産科勤務。07年、宮古に移住、Aroma助産院開業。夫・敦さんとの間に2女。