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社会・全般
2010年7月17日(土)17:18

クマゼミは夏本番の到来を告げる確かな使者

陽が昇るとクマゼミは申し合わせたかのようにいっせいに鳴きだす。今朝も遠く近くここかしこで鳴きだした。大音声である。四季の変化がとぼしい宮古島ではクマゼミは夏本番の到来を告げる確かな使者となる。 
 
▼ ところでクマゼミの相性木はシンダンギー(落葉高木の栴檀)と言われているが周りのタブノキ・サクラ・サルスベリ・ガジュマル…にも結構群がっている。存在を誇示するかのように懸命に腹部を震わせて鳴くオス。聞き比べているのか周りのメスたちは身動き一つもしない
 
▼かつて平良中学校のS君はクマゼミの大合唱で昼寝がままならない心情を「寝返りを打っても同じセミの声」と十七文字の俳句にたくし見事児童生徒の部で全国1位の最優秀賞に輝いた
 
▼その大合唱もなぜか10時前後になるとぴたっと静まる。古老に理由を聞くと天空を見上げ「ナビガースマイ、アツカリバドゥ、ピスマユクイユシーユイサイ」(クマゼミも暑いので昼休みをしているさー)と事も無げに言った
 
▼真否はともかくもセミの一生はあまりにもはかない。吉田兼好も著作『徒然草』で世の無常の引き合いとして「夏の蝉の春秋を知らぬもあるぞかし」と述べ哀れんでいる
 
▼暗黒の地中で7年間もじっと耐えようやく地上に出て羽化したかと思うと2週間後には骸になって転がるクマゼミたち。悲しすぎる生涯である。


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