2010年10月23日(土) 22:30

平間直美さん(28歳)/「プアエナ宮古」代表

フラのメッセージ伝えたい

平間直美さん(28歳)

平間直美さん(28歳)

 「北海道以外のところを知りたかった」と、友人を訪ねて宮古に来たのが住みつく結果となった。7年前、台風(14号・マエミー)の洗礼も受けた。それでも離れようと思わなかったのは、気候も人も温かい宮古が性にあっているからだという。



 今夢中になっているのがハワイアンフラ。東京を中心に全国に支部をもつ「pua,ena」(代表・柴田知佳)の宮古支部(上野教室・伊良部教室)を預かった。現在、ワキネ(大人)50人、ケイキ(子ども)10人がサークル活動を楽しむ。


 プアエナが宮古に上陸したのは5年前。最初の代表が宮古を離れることになって平間さんが引き継ぐ。「フラは振りを身に付けるだけでなく、そこにあるメッセージをダンサーがどれだけ伝えられるかということ。特に古典フラは、文字を持たなかったころのハワイで、コミュニケーションの手段として踊られ、また神への奉納の意味も含まれた。人と人とのつながりを大事にしたいというメッセージが含まれている」


 ALOHA(アロハ)のAは「親切」、Lは「調和」、Oは「心地よい」、Hは「謙虚」、最後のAは「忍耐」、全部を含めて「愛」だという。「人はそれぞれ、その日の波があり、良い時もそうでない時もある。一緒に踊ることによって、お互いの問題を解決していきたい」と話し、23日夕、市内のホールで発表会を開いた。柴田代表や東京支部からの応援もあって、ダンサー70人余、地元の生バンドの協力で行われた。


 発表会を前に、レイの作り方のワークショップを設けたり、その取り組みにかける情熱は並ではない。「頭や首に飾るレイは、神聖な物で、本当はその土地の植物を使う。自然から必要な分だけいただいて、それから力をもらい、踊り終えたらその場に奉納するといわれている。あるいは、愛する人に贈る物として扱われる」


 昨年から上野教室に子どもたちのサークルができた。保育園児から小学校低学年生がいきいきとフラを楽しんでいる。「最初は大ホールで落ち着かなかったが、部屋を変えると集中してついてきてくれる。子どもは大人が環境づくりをしてあげるととても伸びる」と話し、子どもたちにこそアロハの精神を伝えていきたいと目を輝かせる。


 平間 直美(ひらま なおみ)1982年、10月18日、北海道名寄市で生まれる。札幌で医療秘書福祉専門学校卒。2003年、宮古に移住。現在、平良西里で事務職。