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2010年10月29日(金) 22:50

宮古の産業まつり(行雲流水)

 「宮古の産業まつり」は、来月20・21日の両日、市熱帯植物園で開催されることが決まった。宮古で開発された新製品・新農畜産物などの〝すぐりむぬ〟との「出会い・ふれあい・感動」の場になることを期待したい


▼先週、那覇市奥武山公園で開催された「沖縄の産業まつり」を見る機会があった。去年と比べて、新製品の出展が目立つ。しかも、琉球大学などと共同開発し、学問的裏づけが「売り」の新製品が多かった


▼例えば、ソーセージの新製品。「不飽和脂肪酸を多く含んだ豚肉を原料にしている」との説明書きが出ていた。何のことだか分からないので尋ねてみると、不飽和脂肪酸はコレステロールや中性脂肪を下げる効果があり、これを多く含む豚の飼育方法(エサの配合)を琉大農学部と共同で開発したという


▼また、産学官の技術連携の成果を展示しているブースでは、新品種のウコンを原料にした新ドリンク剤が販売されていた。ウコンには、肝臓の機能を高めるクルクミンという酵素が含まれていることは広く知られている。このクルクミンの含有量が秋ウコンの倍もある新品種が開発されたという


▼健康に関する消費者の知識は、今や専門家並み。これに応えるための生産者の新製品開発意欲はかなり高い。研究者と農家と商工業者が連携した商品開発力の優劣が競われている。知恵の値打ちが評価される時代が来たようだ


▼商品だけでなく、行事や仕事の仕方・仕組みにも改革が必要だ。のん気な前例踏襲型では、日進月歩の世の中の変化に遅れをとる。