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2010年12月12日(日) 9:00

「宮古空港の軍事化ノー」/市民団体や労組

米軍機飛来に抗議のこぶし


音楽隊を乗せたバスに向かってシュプレヒコールを上げる市民団体や労組のメンバーら=11日正午すぎ、宮古空港前

音楽隊を乗せたバスに向かってシュプレヒコールを上げる市民団体や労組のメンバーら=11日正午すぎ、宮古空港前

 「米軍機の宮古空港の利用許さんぞ」「米軍は出て行け」-。米海軍所属のC9輸送機1機が11日午前、宮古空港に着陸。空港周辺では、市民団体や労働組合のメンバーらがこぶしを突き上げて抗議した。今年9月には米掃海艦が平良港に初入港。相次ぐ米軍の強行使用に参加者らは「宣撫活動以外の何ものでもない」と声を荒らげた。


 同日午前11時27分、米海軍第7艦隊音楽隊演奏会に参加する音楽隊を乗せた輸送機が着陸すると、抗議の声が一層高まった。


 プラカードには「NO BASE(基地反対)」「宣撫活動反対」、横断幕には英語と日本語で「米海軍の音楽はお断り」「軍事化ノー」と書いて、バスで空港から宿泊先へ向かう音楽隊に意思を示した。


 抗議行動をする市民の前には警察官が警備するなど、空港周辺は物々しい雰囲気に包まれた。


 与那覇博敏さん(77)は「沖縄の過去の歴史を考えた場合、米軍機による民間空港の使用は絶対に反対だ。軍隊の行動は戦争につながる。歓迎できない」と話した。


 主婦の大城裕子さん(47)は、子どもたちに平和な島を残してやりたいとの思いで参加した。「友好を目的としつつも宣撫工作の一つとしての来島だと思う。沖縄は地上戦の歴史があるからこそ平和を望み、真の平和を発信することができる」と語った。


 連合沖縄宮古地域協議会副議長の砂川勝哉さんは「県や市、市議会が使用自粛を求めたにもかかわらず、友好親善の名の下に強行使用したのには憤りを感じる」と述べた。


「ウエルカム」と歓迎/幸福実現党のメンバーら

星条旗と日の丸を振って歓迎の意を表す幸福実現党のメンバーら(左)。右隣は米軍機の空港使用に反対する市民団体ら=11日、宮古空港前

星条旗と日の丸を振って歓迎の意を表す幸福実現党のメンバーら(左)。右隣は米軍機の空港使用に反対する市民団体ら=11日、宮古空港前

 幸福実現党のメンバーらは米海軍第7艦隊音楽隊員が来島した11日、宮古空港周辺で「歓迎行動」を実施。「ウエルカム」の横断幕を掲げ、星条旗と日の丸の小旗を手に「USA」と声を上げた。


 11月の知事選に同党から立候補し落選した金城竜郎さんも参加。「日本の同盟国としていらっしゃる。歓迎するのは当たり前。歓迎の気持ちを表に出せない人がいる。そういった人たちの代弁をしたい」と語った。


 「歓迎行動」は、米軍機の空港使用に反対する市民の隣で行われ、時折「出て行け」「ウエルカム」の声が交じり合う騒然とした雰囲気に。同行動に市民の一人として参加したという上地弘明さん(62)は「主義主張はいろいろある。言論の自由であり、自分の信じることは主張していきたい」と述べた。「米軍は侵略するために来るのではない。友好親善のための来島だ。日米同盟を結んでいるのにウエルカムの一言もないというのは忍びない」と話した。


 宮古の自由を守る会の宮城隆さん(58)は「国防のことを考えれば、日米同盟を堅持することは必要」と述べた。

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