04/17
2024
Wed
旧暦:3月8日 仏滅 庚 
産業・経済
2011年1月14日(金)9:00

糖度横ばいで推移/宮古、多良間工場

製糖開始から1週間


サトウキビを圧搾ラインに運ぶクレーン=13日、沖縄製糖宮古工場

サトウキビを圧搾ラインに運ぶクレーン=13日、沖縄製糖宮古工場

 宮古本島内の製糖2工場と宮古製糖多良間工場の今期操業は、7日の開始から1週間となった。雨の影響でハーベスターが畑に入れず操業を11、12日の2日間停止した沖縄製糖宮古工場は13日再開した。宮古製糖城辺工場と同多良間工場も、雨天のため原料搬入量が少なく、スロー運転を余儀なくされている。3工場の平均糖度は、操業開始から横ばいの状況。今期サトウキビの糖度は、昨年10月末に接近した台風の塩害を受け、平年と比べ低い水準で推移している。

沖糖宮古
 沖縄製糖宮古工場はハーベスター分の伝票を手刈りに切り替え、原料を確保した。今後雨の日が多く、ハーベスター分の収穫が消化できない場合は、再び停止する可能性もあるという。操業58期の中で、急きょの操業停止は初めて。13日はフル稼働し、1900㌧を圧搾した。
 13日まで5日間の原料搬入量は8134㌧。平均糖度は14・01度と初日の14・0度を0・01度上回った。基準糖度内(13・1~14・3度)が41・59%、基準以上が39・22%、基準以下が19・19%。トン当たり平均農家手取り額は基準価格の2万2291円を306円上回る2万2597円となった。
 

宮糖城辺
 宮糖城辺工場も雨の影響で原料の搬入量は少ない。圧搾能力は日量1800㌧だが、1200㌧のスロー運転で対処している。今後の天候次第で、ハーベスターの稼働が滞った場合は、操業を一時停止することもあるという。
 原料は、7日間で8434㌧搬入された。平均糖度は初日の13・40度を0・08度上回る13・48度。基準糖度帯内の原料は49・72%、基準以上が18・45%、基準以下が31・84%だった。トン当たり平均農家手取額は2万2068円。

宮糖多良間
 多良間工場も、原料搬入量が少ない。1日の圧搾能力は250㌧だが、約170㌧のスローペースで運転している。
 13日までの原料搬入量は、1100㌧。平均糖度は12・05度と初日の11・87度を0・18度上回った。基準糖度帯内が21・15%、基準以上1・50%、基準以下が77・34%。トン当たり平均農家手取額は2万410円となっている。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月7日(日)8:54
8:54

海岸ごみ「ほっとけない」/500人参加しビーチクリーン

「第3回ほっとけないプロジェクト~海辺のミライをみんなで守ろう」(主催・同プロジェクト実行委員会)が6日、新城海岸で行われた。宮古島海上保安部やボランティアサークル、空手道場など各団体のメンバー、家族連れ約500人が参加しビーチクリーンを実施。発泡スチロールや…

2024年4月7日(日)8:52
8:52

大会まで1週間/歓迎ゲート完成

本番へ気合十分 第38回全日本トライアスロン宮古島大会まで残り1週間-。本番を控え、島内の各コースでは試走するトライアスリートの姿が多く見られた。開会式・表彰式の会場となるJTAドーム宮古島には「歓迎ゲート」がお目見え。ランやバイクのコース沿いには応援幕が設置…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!