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社会・全般
2011年1月30日(日)23:00

「琉球処分」(行雲流水)

 菅首相は大城立裕著『小説琉球処分』を読んでいると言った。今から140年前の明治4年琉球から帰る宮古の船が台湾に漂着。宮古人ら54人が殺害される事件が起きた


▼政府は琉球の民が日本の属民であることを示すため翌5年琉球王国を琉球藩とした。7年初の海外出兵で台湾を征圧。琉球藩は外務省から内務省の管轄に移る。8年「琉球処分官」松田道之は新制度の遵守を命令

▼琉球は琉清関係の断絶に抵抗、紆余曲折を経て、12年松田は三度目の来琉。内務官僚41名、警官160名、軍隊400名を引き連れ「首里城明け渡し」を強行。内務省出張所内に仮県庁を設置、沖縄県が正式に発足した。宮古島民殺害事件が琉球処分を速めるきっかけとなった

▼「琉球処分」から130年余、沖縄は「日米合意」を強要されている。昨年の県知事選後、菅首相をはじめとする政府高官の沖縄訪問が相次ぐ。前原外相、岡田幹事長、前馬淵沖縄担当相、北沢防衛相、枝野官房長官の面々だ

▼政府は沖縄の負担軽減というが、普天間基地の辺野古移設は堅持する。仲井真県知事は「日米合意の見直し」「普天間基地の県外移設」を堅持する。県と政府は平行線のまま相容れない。政府は辺野古移設に反対する名護市に米軍再編交付金の支給を凍結。政府のムチに対して県内外の学者・文化人ら25人は名護市へのふるさと納税と呼び掛けた

▼菅首相は『小説琉球処分』から「日米合意」遵守の強要を学んでいるのか。「琉球処分」の再来は避けるべきだ。


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