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社会・全般
2011年2月15日(火)9:00

住民と行政の連携強調/ゼロ・ウェイスト

多良間村でシンポジウム/北川教授が基調講演


ゼロ・ウェイストについて住民と行政の新しい関係づくりを考えたシンポジウムで基調講演を行う北川教授=13日、多良間村中央公民館

ゼロ・ウェイストについて住民と行政の新しい関係づくりを考えたシンポジウムで基調講演を行う北川教授=13日、多良間村中央公民館

 【多良間】多良間村(下地昌明村長)主催のゼロ・ウェイスト(ごみ減量を目指す運動)シンポジウムが13日、村中央公民館で開催された。北川正恭早稲田大学院教授が基調講演。北川教授や下地村長らが「多良間島のゼロ・ウェイストと住民と役場の新しい関係づくり」をテーマにパネル・ディスカッションした。


 北川教授は「かつて多良間村の出生率は日本一だった。現在は黒糖が数量、品質ともに日本一。ゼロ・ウェイストも日本一を目指してほしい」と強調。「日本一」の目標達成に向けては、住民と行政の一致協力を呼び掛けた。

 「日本で最も美しい村連合」加盟に関しても、美しい村としての中身を日本一と言われるように高めてほしいと要望した。

 パネル・ディスカッションには北川教授、藤井園苗ゼロ・ウェイスト・アカデミー事務局長、松岡夏子同理事、垣花稲子多良間村ゼロ・ウェイスト研究会員、下地村長が参加した。進行役は、平良斗星地域情報エージェント社長が務めた。

 下地村長は「年間予算の1・5%が、ごみの収集から焼却までの費用に使われている。これは、自主財源の%に当たる。ゼロ・ウェイスト運動で、ごみ処理の費用が減ればその分、医療や教育、福祉面の充実を図ることができる」と、ごみ処理負担の現状を説明。

 ゼロ・ウェイストの先進地である徳島県上勝町の34種分別について、藤井さんは「最初は面倒くさいけど習慣になっていく。面倒くさい行為も続けていると、面倒くさくなくなる。習慣化することが大事だ」と訴えた。

 同シンポジウムは、「2010年度自然・伝統文化を活かした交流促進事業」の一環。村民と役場が協働してゼロ・ウェイスト運動に取り組み「日本で最も美しい村」という価値を高めていこうと開催した。


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