2011年3月26日(土) 9:00

多彩な熱帯果樹紹介/国際農水研究センター

沖縄では台風対策カギ


大勢の市民が参加した講習会=24日、下地農村環境改善センター

大勢の市民が参加した講習会=24日、下地農村環境改善センター

 独立行政法人国際農林水産研究センター熱帯・島嶼研究拠点(熱研)=石垣市=主催の農業技術講習会が24日、下地農村環境改善センターで開かれ、沖縄で栽培可能な熱帯果樹や、栽培のポイントなどを紹介した。紹介された果樹は、25種類以上。沖縄の栽培では、台風対策がカギになると強調した。


 国際農林水産研究センターは、世界と発展途上地域の農業・食料・環境問題について国際貢献をしている団体。今回の講習会は、研究の成果を地元にも還元しようと開いた。


 紹介された果樹は世界3大美果に数えられるチェリモヤや、森のバターとも称されるアボガド、ベトナムで人気のミルクフルーツなど、特色にあふれた。


 チェリモヤは、森のアイスクリームともいわれるという。講師の緒方達志氏は「とてもおいしい。多くの人が絶賛するだけのことはある」と話した。


 アボガドは脂肪に富み、栄養価も高い。日本では九州、和歌山県で栽培されているが、収量が低い。栽培の要点には、結実量に応じた窒素施肥などを挙げた。


 ミルクフルーツの名称は、果汁がミルクに似ているところに由来する。鹿児島県で作り始めた。


 苗が同センターから入手できるかについては「個人単位では無理。地域で取りまとめれば、多少協力できる可能性はある」と説明した。


 果樹に次いで、センターで開発したパパイアの新品種が紹介された。