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2011年4月6日(水) 9:00

豊穣の海に感謝/各地でサニツ行事

二枚貝を採取する家族=5日、平良大浦湾

二枚貝を採取する家族=5日、平良大浦湾

 宮古の伝統行事「サニツ(浜下り)」に当たる旧暦3月3日の5日、各地の海岸で潮干狩りが行われた。青空の下、家族連れらは、平良大浦湾などでシナ(方言名)と呼ばれる二枚貝などを採取。海の幸に感謝し、向こう一年間の無病息災などを願った。


海水をすくって体を清める女子=池間島

海水をすくって体を清める女子=池間島

 この日は、さわやかな風が吹き渡り、絶好の潮干狩り日和。春休みが重なったこともあって、子どもたちの歓声が響いていた。 例年のサニツに比べ干満の差が小さかったことから、沖合側のサンゴ礁はほとんど干上がらなかった。


 最大干潮時の午後2時ごろ、池間島や佐良浜などでは、女性たちが波打ち際に訪れた。伝統のミナンガハナ(三波が花)と呼ばれる儀式を実施。両手で押し寄せる波頭をすくい、顔や手などを洗って体を清め、健康を祈った。1人が3回すくって清める習わし。



家族と一緒にバーベキューを楽しむ子どもたち=池間島

家族と一緒にバーベキューを楽しむ子どもたち=池間島

 一方、家族や友人らが海岸でバーベキューを楽しみ、家族の絆や友情を深めていた。

 家族で二枚貝を取った東小6年の上原愛音さんは「初めて体験したが、とても楽しかった」と声を弾ませた。

 池間島で家族らと一緒にバーベキューを満喫した平一小3年の長浜幸夢さんは「牛肉と伊勢エビがおいしかった。」と笑顔で話した。