2011年5月4日(水) 23:25

GW(行雲流水)

 きょうは「こどもの日」。「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」祝日だ



▼もとはといえば、桃の節句(3月3日)には女の子、端午の節句(5月5日)には男の子を祝福する習慣があった。今でも保育園では「♪あかりをつけましょ、ぼんぼりに」と歌い、桃の節句の名残をとどめている


▼端午の節句の「こいのぼり」にまつわる故事は古い。中国の「後漢書」に、黄河の上流に竜門という難所があり、そこを登りきった魚が竜になって天に昇ったという話があるという。「登竜門」の語源だ


▼後世の人びとは、その魚は清流にすむ魚ではなく、沼にもすむことができる生命力旺盛な鯉だったに違いないと考えた。元気印の鯉の絵を描いた幟を立てて、こどもの健やかな成長を願う風習が広まることに。平和な江戸期の人びとの創意工夫が豊かな生活文化を生んだようだ


▼ひねくりまわすことの好きな日本人は、「ゴールデンウイーク」という和製英語をも作った。4月末から5月上旬にかけて映画館が満員札止めになる時代があった。映画業界では、放送業界用語のゴールデンタイムをもじってゴールデンウイークと呼んだ。今では単なる業界用語ではなく、広い意味で用いられている


▼そのゴールデンウイークも、きょうで終わる。昭和の日、憲法記念日、みどりの日、こどもの日、それぞれに意義のある祝日だが、合成すると「バカンス」の意味合いが濃くなる。リフレッシュした体と心で、明日からの仕事に前向きに挑戦したい。