宮古毎日新聞(電子板)の試読はこちらから|宮古毎日新聞社

2011年6月20日(月) 22:50

宮古郷土史研究会(行雲流水)

 宮古の歴史、民俗、言語、宗教、社会、芸能、その他文化一般の総合的研究を行う「宮古郷土史研究会」(会長・下地和宏)が結成35周年を迎え、この度、宮古郷土史研究会『35年のあゆみ』を発行した



▼それによると、同会は毎月1回定例会をもち、研究発表や、提起されたテーマにもとづく研究討議を行っている。また、各種の研究会・シンポジウムや講演等を主催している。これまでに『宮古研究』を第11号まで発行し、「会報」発行は184号に及ぶ


▼なお、この会は、研究成果の普及にも力をそそいでいる。郷土史講座(33回)を開催、『宮古の史跡をたずねて』を発行、宮古島市総合文化祭の一環として市民を対象に史跡めぐりを実施している。文化行政に対する数々の重要な提言も行ってきた


▼この6月の定例会は18日(土)に行われ、仲間伸恵さんが、「地機(ずばた)について」をテーマに研究発表を行った。発表によると、地機で織った布は柔らかくて風合いがいい。貢納布時代には地機を用いて精巧な宮古上布が織られていた。その技術で、宮古の織物に新しい可能性を加えることができないか、仲間さんは研究をすすめている。発表に続いて、繊維の「より」の仕方で布の強度や美しさ、あたたかさが異なることや、宮古で用いられていた織機(地機)についての情報交換と討議が行われた


▼この研究会は内外で高く評価されており、第1回沖縄県文化協会賞を受賞している


▼「汝の立つところを深く掘れ、そこに泉あり」と言えり。