2011年7月16日(土) 23:00

下里 貞徳さん(56歳)/金ちゃん農園代表

パイナップルに夢掛ける


下里 貞徳さん

下里 貞徳さん

 豊かな田園風景が広がる高野集落の東方にトロピカル農園を営む下里さん。40アールのほ場に島バナナ、ドラゴンフルーツ、パイナップル、パッションフルーツなどを栽培する。中でも、最近力を入れているのは、パイナップル。香りも豊かにいま収穫期を迎えている。「名護市の栽培指導者に糖度22度のお墨付きをもらい、自信が付いた」と会心の笑み。



 5年前、長年勤めた土木会社を辞め、農業に転身した。「親はサトウキビ農家で、小さいころから農業の大変さを身に染みて体験した。農業などやるものかと思っていたのに、結局は農業に行き着いた。やるからには、楽しい農業にしたいと、果樹栽培にした」と話し、何よりも心強いのは妻の静江さんの協力だった。


 二人で最初に手掛けたのは、防風林の植栽。テリハボクとイヌマキを中心に、ツバキも種子から植え、今では約1・5メートルほどに成長した。「農業はやっぱり難しい。最初、島バナナやパパイヤに力を入れたが、台風や病害虫にやられ、先の台風5号では、8割方のバナナの木が倒れた。その後始末も大変。ドラゴンも意外と虫に弱いことが分かった」と話し、農業は常に努力と研究の成果だった。


 そんな中、台風にも強く、土壌に合っていることが分かったのはパイナップルだった。「パインは土壌で大きく左右されるということだが、幸い、ここは酸性の強い国頭マージで、パインに適していることがわかった。4年前、試験的に名護市の知人から40株を譲り受け植えてみた。なかなか成長がよく2年前に1000株増やし、それから本格的にパイン栽培に取り組んだ」。現在、5アールのほ場で栽培されているが、来年からは株を大幅に増やし、パイナップル中心で農園を営んでいきたいと夢を膨らませる。10アールのほ場はすでに開墾して株を植え始めた。マルチ方式で植え付けた苗は、あと草取りだけ。「細かい作業はないし、ぼくにとても合っている」と話し、収穫期のほ場は、パイナップルの甘酸っぱい香りが漂っている。


 下里 貞徳(しもさと・ていとく)。1955年7月2日生まれ。旧宮古農林高校を卒業後、本土へ渡りさまざまな職種を体験。23歳で帰郷、土建会社に就職、20年間勤めた。2003年から農業に転身、現在に至る。妻静江さんとの間に3男。

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