クイチャーで豊年祈願/宮古島夏まつり開幕
歩行者天国、涼求め市民らどっと
宮古島夏まつり2011(同実行委員会主催)が22日、2日間の日程で開幕した。初日の午前は、平良西里の漲水御嶽と宮古神社で豊年祈願祭があり、女性たちがクイチャーを踊り五穀豊穣と無病息災を祈願した。夕方からは各商店街で歩行者天国が実施され、涼を求める浴衣姿の女性たちや家族連れなどでにぎわった。きょう23日は宮古角力大会やミス宮古のお披露目、大綱引きなどが行われる。
漲水御嶽で行われた豊年祈願祭では、うたき神道会サス、ツカサが祈りを捧げる中、漲水クイチャー保存会や池間のツカサ、西原みどり会の女性たちが御嶽に向かって祈願舞踊を奉納した。徳八琉太鼓の演奏や学童保育ちびっこらんどのかわいらしい演舞が花を添えた。
主催者を代表して実行委員長の下地義治宮古島商工会議所会頭が「東日本大震災の早期復興を願い、夏まつりを通して宮古島から元気を届けよう」、下地敏彦市長は「安全で楽しい、豊かな1年になるように祈願する」とそれぞれあいさつした。
宮古神社の豊年祈願祭では祝詞奏上の後、実行委員らが玉串を奉典した後、全員でクイチャーを踊り豊年祈願祭を締めくくった。
夕方からは西里、市場、下里の三商店街で歩行者天国が行われ、夜店や路上アトラクション、ちびっ子駅伝大会、浴衣コンテストなどで盛り上がった。