2011年8月14日(日) 9:00

伝統行事復活、綱引きで五穀豊穣/城辺友利

12年ぶりの開催に沸く


五穀豊穣と無病息災を願い綱を引き合う地域住民=13日、城辺友利

五穀豊穣と無病息災を願い綱を引き合う地域住民=13日、城辺友利

 旧盆中日の13日夜、城辺友利で12年ぶりの綱引きが行われた。伝統行事の復活を喜ぶ地域住民らが多数参加し、東西に分かれて綱を引き合いながら五穀豊穣と無病息災を願った。友利部落会の平良昇会長は「復活できて感慨深い。この大切な地域文化を守り続けていきたい」と話した。



 同部落の綱引きは、綱の原料キャーン(和名・シイノキカズラ)の減少で綱を編むことができずに途絶えていた。キャーンの減少は近年の土地改良の影響によるものだという。


 今も原料は不足しているが、今回は宮古島夏まつりで使用した大綱を譲り受けて復活にこぎ着けた。青年会を中心に綱を編み直して2日がかりで雄綱、雌綱を完成させた。


 綱引き行事は子どもたちの呼び掛けでスタート。集団で集落内を練り歩きながら綱引き行事を告知すると住民が綱引き会場のウプンツに続々と集まった。旧盆で里帰りしている郷友も多数参加し、地域の一大行事を盛り上げた。


 綱引き開始前には「綱引きの歌」が演奏され、住民は力強い歌声と三線の音を聞きながら12年ぶりに復活した行事を喜んだ。


 この後東西に分かれて綱引きが始まった。参加者は大粒の汗を流しながら綱をにぎる手に力を込めた。声を合わせて綱を引き、勝負が付くと豪快に踊って再び綱を引き合っていた。


 部落会の平良会長は「友利の子どもたちに夢を持たせることが目的」と祭りの趣旨を強調。その上で「地域の子どもが心を一つに行事に取り組むことはとても大切なこと。今後も夏休みにこの行事をしっかりと続けていきたい」と話した。


 綱を編み直した青年会の砂川昌司会長は「部落を盛り上げるためにも大切な行事だと思う。地域の子どもたちのためにも、毎年続けていきたい」と話し、綱引きの継続に意欲を示した。

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