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2011年10月12日(水) 22:30

米大統領発言(行雲流水)

 9月21日の日米首脳会談でオバマ米大統領が野田首相に対し「結果を求める時期に近づいている」と告げたという報道に接したとき「まさか!」と思った。結果とは普天間米海兵隊飛行場の辺野古への移設問題に終止符を打つということである



▼これでは軍事大国の威力を笠に着て属国の長に指図するの構図ではないか。二国間同盟が深化しているとはいえ主権国家の首相に対しそんな非礼な発言をするはずがないと思った


▼どうやら国務省の某氏が会談の模様について説明したとき「私が思うに」と個人的見解を述べたことが大統領の言としてメディアを通り抜けたようだ。野田首相も衆議院予算委員会で「説明した方の個人的な思い…」と答弁している


▼とはいえ事象を針小棒大に強調表現し受け手を錯誤させて虚像を信じこませようとする手法は政界のみならず世間には多々ある。○○××を愛飲して病知らずの体になったと〝やらせ体験者〟を登場させて視聴者をたぶらかす誇大コマーシャルは日常茶飯事である


▼今回の米国側発言の言外には普天間海兵隊飛行場の辺野古移設を容認しなければ大統領(米国)は重大な決断をするぞ。県外移設などもっての外!と県民(日本国民)に無理強いする意図がちらつく


▼にもかかわらずわが国の大手メディアのキャスター諸氏は相手が米国となると不都合なことでも起きるのか黙して語らない。