04/17
2024
Wed
旧暦:3月8日 仏滅 庚 
政治・行政
2011年11月10日(木)9:00

学校規模適正化で視察/市教育委

名護市久志小中学校など/課題解決のレクチャー受ける


宮古島市視察団のメンバー(右)が名護市教育委員会から説明を受けた=9日、名護市役所研修室

宮古島市視察団のメンバー(右)が名護市教育委員会から説明を受けた=9日、名護市役所研修室

 【那覇支社】市教育委員会(宮國博委員長)の学校規模適正化先進地視察団のメンバー4人は9日、名護市教育委員会を訪れ、規模適正化により統合する同市の久志小中学校の事例について説明を受け、同校の視察を行った。過疎化により同市二見地区以北の4小学校(天仁屋小、嘉陽小、三原小、久志小)を暫定統合し、2012年度から中学校との統合で小中一貫教育校となる経緯などの説明を受けた。学校統合で起こった課題や、それに対処するまでの名護市教育委の取り組みなどのレクチャーを受けた。


 一行は視察団は6~7日までの日程で、学校規模適正化の取り組みを行った新潟県上越市を視察。9日には県内の先進事例である名護市を訪れた。同市教育委員会の渡具知武美教育次長から、同市二見以北小中一貫校教育の構想過程についてのスクリーンを使っての説明を受けた。

 渡具知次長は、児童の教育環境整備を最優先して構想を進めた経緯を説明。小中一貫校という新たな形は、小規模校であるが故に可能だったことなどや、地域や保護者の理解を得るまでの経緯などを話した。

 宮國教育委員長が「地域の理解を得るのにどれくらいの時間がかかったのか」と質問したのに対し、渡具知次長は「足かけ3年をかけた」と述べ、「くまなく地域に足を運び説明会を開いた」と説明した。

 また、宮古島市へのアドバイスとして、「子どもたちにとって、良い教育環境づくりを目指し、粘り強く地域に説明し理解してもらうことに尽きる」と述べた上で、「保護者や地域の思いもしっかりくみ取りながら、地域の活性化に、どう対応するかについて検討してほしい」と話した。

 視察を終えた宮國教育委員長は「宮古島市の学校統廃合理由と、先進地の状況はまったく同じ」と述べ、「方法論はこれから議論されるが、許された時間も残り少ないので、地元の方々に対して誠心誠意、説明を行い十分な理解を得たい」と話していた。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月7日(日)8:54
8:54

海岸ごみ「ほっとけない」/500人参加しビーチクリーン

「第3回ほっとけないプロジェクト~海辺のミライをみんなで守ろう」(主催・同プロジェクト実行委員会)が6日、新城海岸で行われた。宮古島海上保安部やボランティアサークル、空手道場など各団体のメンバー、家族連れ約500人が参加しビーチクリーンを実施。発泡スチロールや…

2024年4月7日(日)8:52
8:52

大会まで1週間/歓迎ゲート完成

本番へ気合十分 第38回全日本トライアスロン宮古島大会まで残り1週間-。本番を控え、島内の各コースでは試走するトライアスリートの姿が多く見られた。開会式・表彰式の会場となるJTAドーム宮古島には「歓迎ゲート」がお目見え。ランやバイクのコース沿いには応援幕が設置…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!