2011年11月26日(土) 22:50

地域の中で生き生きと/久松小放課後子ども教室(あとむもどき)

ジャガイモ植えたよ!/8組の親中心に活動活発


久松子供教室

久松子供教室

 小学校の余裕教室を活用し、地域の参加を得て子どもたちと学習やスポーツ・文化活動、地域住民との交流活動などの取組みを実践している「放課後子ども教室」。子どもたちの安心・安全な居場所づくりを目指して沖縄県が後押しする。今年度は市内11校の小学校で実施している。それぞれの地域性を発揮して昔遊びや野菜づくり、三線教室、自然素材の石けんづくり、ビーチクリーンなどさまざまなメニューで放課後を満喫する。2009年6月に開講した久松

畝に種イモを1個ずつ埋めていく

畝に種イモを1個ずつ埋めていく

小学校放課後子ども教室をのぞいてみた。




 久松小学校(根路銘和子校長)は、1897年に開校、現在在籍児童数は276人。今年PTAが取り組む「人権」は、国の隔離政策の中、差別を強いられたハンセン病患者に学ぶとして、関係者の講話や、宮古南静園を訪ねるなどの取り組みを行っている。また、放課後子ども教室(仲宗根優代表)は、8組の親が中心になって、さまざまな活動を展開している。


 09年度は、震度6弱の地震と大津波が発生したという想定のもと下崎ふ頭で行われた沖縄県総合防災訓練を見学。初めて見る災害車両やヘリコプターなどに、子どもたちは歓声を上げた。また、10月には日食観測会で神秘的な天体ショーを楽しんだ。この他、ぽっくりぽっくり歩くお馬の親子をテーマに「缶ぽっくりを作ろう」となり、親子74人が参加。完成後は、全員で「ぽっくり競争」に沸いた。


 10年度の活動は、エコキャンドル作り、水泳教室、絵画教室、年賀状作りなど、季節にあわせたメニューが42回も行われた。11年度は6月に開講して物作りや地域の人たちの講話を聞いたり、新たな体験に取り組んできた。11月は、来年のカレーパーティーに合わせてジャガイモ植えに挑戦。


 地域の農家、上里栄さんの畑でジャガイモを植えることになった。上里さんが用意した3本の畝に有機肥料の牛フン堆肥をまいた後で、種イモを30㌢間隔で1個ずつ埋めていく。畑に入るには裸足で。土を踏むのは初めてという子どもたちは、最初いやがっていたのが、だんだんと慣れ、土と戯れる子も。


 看板も子どもたちの手作りで。思い思いの絵を描き、のこぎりを使ってくいを切ったり、くぎを打ったり、初めての体験に子どもたちは興味津々。収穫は来年の3月。みんなで収穫したあと、カレーパーティーが開かれる。仲宗根代表は「今の子どもたちは、あらゆる面で体験する機会が少ない。学校では体験できないことを子ども教室で学んでほしい」と話す。