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産業・経済
2011年12月24日(土)9:00

今期操業、来月11日スタート/11-12年産キビ

本島2工場、宮糖伊良部/糖熟良好、高値に期待


11日に製糖操業を開始する予定の宮古製糖城辺工場=23日、城辺砂川

11日に製糖操業を開始する予定の宮古製糖城辺工場=23日、城辺砂川

 宮古本島内製糖2工場と宮古製糖伊良部工場はこのほど、2011-12年産サトウキビの製糖操業を来年1月11日に開始する方向で最終調整に入った。今期生産量は宮古地区全体で24万7000㌧が見込まれ、前期に比べて7万6000㌧減少している。ただ、品質は好調に推移しており、高糖度による高値取引が期待される。


 沖縄製糖宮古工場と宮古製糖城辺工場は、前年の開始時期より4日、伊良部工場は1カ月以上の遅れとなる。今期生産量が大幅に減少することが遅れの要因だ。

 今期のサトウキビは、前期に比べて茎が60~70㌢短く、太さも全体的に細いのが特徴。今年2~3月の低温や日照不足をはじめ、5月に襲来した台風による葉の損傷、7月の干ばつ傾向などが影響して大幅な減産が見込まれている。

 サトウキビは5~7月が生育旺盛期に当たっているため、5月に受けた葉の損傷被害は特に生育を阻害する大きな要因となった。

 宮古地区全体の生産量は過去4年間、30万㌧台で推移してきたが、今期は大幅にダウン。過去20年で25万㌧を割り込むのは2004-05年期以来となる。

 一方で、品質面は好調に推移しているようだ。各工場とも「生産量は大幅に落ち込むが、品質は期待できると言ってもいい」「順調に糖熟している」と評価しており、品質向上による高値取引が期待できる。

 11-12年産サトウキビの1㌧当たり農家平均手取額は前期と同水準の2万1000~2000円。このうち国の交付金は1万6000円となっている。残りの額は砂糖の国際相場によって変動する原料代金で、製糖工場から直接農家に支払われる。


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