歳末商戦が本格化/市内スーパー
年の瀬も迫った28日、市内の商店で歳末商戦が本格化した。スーパーではお歳暮や、鏡もち、しめ縄などの正月用品が豊富にそろい、好調に売れている。きょう29日と30日が、人出のピークになる。
市内のあるスーパーのお歳暮特設コーナーには米やシーチキン、菓子、コーヒー、のり、ハム、酒、石けんなどの雑貨セットがずらりと並ぶ。
店員によると、セットの売上数量1位はシーチキン、2位だしの素、3位が食用油。昨年まで米が1位だったが、今年は値上がりの影響で動きが鈍くなった。値ごろは990円前後という。
店長は「全国的には不景気だが、宮古は悪いという感じはしない」と昨年を上回る売上に期待した。
70歳の主婦は、ハムセット7個、米セット2個、鏡もちなど正月用品と合わせ、約3万円分を買った。お歳暮は、日ごろのお世話への感謝と、新年もよろしくとの思いを込め、親しく付き合っている人や親せきなどに贈っている。
同店から本土への年内配送は28日が最終日となり、宮古そばや刺身、豚肉などを本土に送る客も多く見られた。
29、30日は、年越そばや正月料理の材料になる豚肉などが飛ぶように売れるという。