04/20
2024
Sat
旧暦:3月11日 先勝 癸 穀雨
産業・経済
2012年1月5日(木)9:00

トウガンなど初出荷/JA

高値と輸送の安全祈念


高値取引を願い「万歳三唱」をする参加者たち=4日、JAおきなわ

高値取引を願い「万歳三唱」をする参加者たち=4日、JAおきなわ

 JAおきなわ宮古地区野菜・果樹生産出荷連絡協議会(真壁恵修会長)の2012年初荷式が4日、JAおきなわ宮古地区本部で行われた。初荷はゴーヤー(宮古方言名・ゴーラ)3㌧やトウガン5㌧、サヤインゲン0・2㌧の計8・2㌧。農家や農業関係者らが集まり高値販売や輸送の安全、ブランド産地化などを祈念した。今期は出荷量2700㌧、販売額8億3000万円を計画している。


 宮古地区の冬春期野菜の出荷は、10月中旬のゴーヤーを皮切りにスタートした。長引く景気低迷などの影響が懸念されたがゴーヤー、トウガンを中心に宮古産野菜への引き合いは強く、販売は好調に推移しているという。生産面は、曇天長雨の生育への影響が懸念されている。

 真壁会長はあいさつで、食の安全性に対する要望は、依然として高いと強調。「今年も安全、安心はもとより定時、定量をモットーに、儲かる農業の実現に努めたい」と抱負を述べた。

 TPP(環太平洋連携協定)については、沖縄のサトウキビや青果物にも多大な影響が予想されるとし、農家の生活を守るための活動を展開していく姿勢を示した。

 県宮古農林水産振興センターの仲宗根盛和所長や、宮古地区農業振興会の下地敏彦会長があいさつし、ゴーヤーやトウガン、カボチャなど拠点産地認定品目のブランド産地化などを祈念。JAおきなわの岡村幸男宮古地区本部長は「冬春期拠点産地としての責任を果たすべく、農家や関係機関と連携を密に、取り組みを強化していく」と安定生産出荷へ方針を示した。

 下地総合スポーツクラブの迫力ある「初荷太鼓」に続いて、「万歳三唱」の気勢を上げ、初荷を送り出した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月17日(水)8:58
8:58

専用ターミナルが完成/ビジネスジェット

CIQ施設も設置/下地島空港   三菱地所は、県が推進する下地島空港および周辺用地の利活用事業の一環として「下地島空港における国際線等旅客施設整備・運営およびプライベート機受け入れ事業」の一つとして、下地島空港周辺にビジネスジェット専用施設「みやこ下…

2024年4月7日(日)8:54
8:54

海岸ごみ「ほっとけない」/500人参加しビーチクリーン

「第3回ほっとけないプロジェクト~海辺のミライをみんなで守ろう」(主催・同プロジェクト実行委員会)が6日、新城海岸で行われた。宮古島海上保安部やボランティアサークル、空手道場など各団体のメンバー、家族連れ約500人が参加しビーチクリーンを実施。発泡スチロールや…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!