17人の門出を祝福/多良間村で成人式
【多良間】多良間村(下地昌明村長)主催の2012年成人式が4日、村中央公民館で開催された。成人式を迎えたのは17人(男性8人、女性9人)。父母や恩師、来賓らが新たな門出を祝い、未来へ大きく羽ばたくよう祈念した。若者たちは、独り立ちするこれからの人生に決意を新たにした。
新成人たちは羽織はかまや、背広、振り袖の晴れ姿で会場を彩った。
式典では、下地村長が記念品を一人一人に贈呈した。あいさつで下地村長は「社会人としての自覚と責任、誇りを持ち、気宇壮大な気概で、明日の社会を発展させる原動力になってほしい」と期待。激動する世界情勢を乗り越えて夢を実現するために「堅忍不抜の精神で頑張ってください」と激励した。
豊見城玄淳副議長や、豊見山正教育長も「青年の情熱と力で、時代の変革を」と門出の祝辞を贈った。
新成人代表の羽地千尋さんは「成人式という節目を機に、社会人としての責任と自覚を持ちながら、これからの人生を歩んでいく。多くの経験を積み、故郷である多良間島の将来を担うにふさわしい人間になりたい」と決意を述べた。
仲井眞弘多知事から「次代を担うのは自分たちであるという気概を持ち、理想を高く掲げ、夢や希望の実現に挑戦してください」とメッセージが寄せられた。
祝賀会は、多彩な余興や乾杯の音頭などで盛り上がった。若者たちは、古里での久々の再会を喜び合っていた。全国各地で成人式が開催される「成人の日」は、毎年1月の第2月曜日(今年は9日)。近年宮古では、若者たちの正月里帰りと合わせ、年明け早々に行われるようになった。