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2012年1月19日(木) 9:00

充電設備の配備提案へ/EVインフラ整備検討委

普及へ行動計画まとめる


事務局が取りまとめた報告書案について意見を交わす委員たち=17日、宮古青年会議所会館

事務局が取りまとめた報告書案について意見を交わす委員たち=17日、宮古青年会議所会館

 宮古島市EV充電インフラ整備検討委員会(垣花厳志委員長)の最終委員会が17日、宮古青年会議所会館で開かれた。宮古島市における電気自動車(EV)充電設備の基盤(インフラ)整備について、短期と中長期の行動計画などを盛り込んだ報告書を取りまとめた。委員会では近日中に市へ報告書を提案する。



 同検討委員会は市エコアイランド推進課から委託を受け、昨年12月からこれまでに2回の委員会を開催し、EV車両の安定運用に不可欠となる充電インフラの普及のあり方などについて検討を重ねてきた。


 最終となる第3回委員会では、これまでの議論を基に事務局がまとめた報告書案について意見を交わした。


 現在、市内で一般開放されているEV充電器は計4基あり、そのうち3基が普通充電の倍の電力を供給できる倍速充電器で、残る1基は倍速以上の電力を供給する急速充電器。事務局では短期の行動計画として、市役所庁舎などの公共施設に緊急時用の急速・中速充電器を、観光ルートとなる施設や景勝地の駐車場に倍速充電器の設置を市が主体となって行うよう求めているほか、ホテルや商業施設、飲食店などに対しては補助事業を活用しての充電設備の設置を要請する案を提示。充電インフラ配置のイメージとしては、直径5㌔で沿岸部を網羅するように、観光地や商業施設、エコ関連施設などに充電器を配備することで島内ほぼ全域をカバーしたい考え。


 中長期行動計画としては、倍速充電器の適正配置実施による急速・中速充電の有料化と充電スポットのビジネスモデル構築、一般開放充電器設置者に対する社会的報償の担保やエコポイントとの事業連動、再生可能エネルギー連動型の充電器などを掲げている。


 委員会では、エコアイランド推進課の大金修一課長が短期行動計画に示されている公共施設への急速充電器設置について、早ければ来年度早々にも市役所平良庁舎へ整備する方向で調整を進めていることを説明。海中公園やうえのドイツ文化村などの観光施設には倍速充電器を設置したい考えを示した。


 検討委員の一人は、市内の九つのホテルが現時点で充電器設置に意欲を示していることを報告。ほかの委員からは「EVレンタカーを利用した人が島内の施設でさまざまな割引を受けられるような、独自のプランを作ってはどうか」や「充電できる場所を記したマップを作成しレンタカー会社で配布してはどうか」など、EV普及へ向けたさまざまなアイデアが提案された。


 事務局では、今回出された意見なども踏まえた最終的な報告書をまとめ次第、エコアイランド推進課へ提出する。