ヒロインのトライ・スターターを提案/番組関係者が市長表敬
朝の連ドラ「純と愛」
宮古島などが舞台となる朝の連続テレビ小説「純と愛」の放送決定を受け、NHK大阪放送局制作部チーフプロデューサーの山本敏彦さん、脚本家の遊川和彦さんら関係者が20日、市役所平良庁舎に下地敏彦市長を訪ね、概要などを報告した。下地市長は「放送決定をうれしく思う。心の温かさや絆などを番組を通じて全国に伝えてもらいたい」と期待を込めた。
ヒロインの狩野純役はオーディションを経て、3月に決定する。下地市長は「ヒロインにトライアスロンのスターターをやってもらいたい」と提案。山本さんは「ぜひ検討したい。地元への貢献や、ヒロインが宮古の皆さんに愛される機会になる」と前向きな姿勢を示した。
脚本の遊川さんは「最初は宮古の悪口のように聞こえるかも知れないが、最後には宮古の良さが伝わるようにしたい」と語った。
遊川さんは、高視聴率ドラマ「家政婦のミタ」を手掛けた脚本家で、過去に「さとうきび畑の唄」で文化庁芸術祭大賞、「女王の教室」で向田邦子賞を受賞している。
物語は宮古島出身の狩野純が、大阪のホテルに就職し、人生の伴侶となる待田愛(いとし)と出会い、2人で人生の荒波を乗り越え、成長していく姿を描く。現代の結婚や親子や地域の絆、人生半ばからの再生などをテーマにしている。
放送開始は10月1日から来年3月30日までの全151回。5月中旬にクランクインし、6月ごろに宮古ロケを行う見込み。