伊志嶺選手を激励/約300人が集い激励会催す
さらなる活躍に期待
プロ野球、千葉ロッテマリーンズの伊志嶺翔大選手の昨年1年間の活躍をねぎらい、今年のさらなる活躍を願って激励会(主催・同実行委員会)が21日夕、市内のホテルで催された。故郷のファン約300人が集い励ました。伊志嶺選手は故郷の応援に応えるため「勝負の年にしたい」と力を込めてあいさつ。会場から大きな拍手と声援が送られた。
2010年に東海大学から入団した伊志嶺選手は、昨シーズン126試合に出場。打率2割6分1厘、盗塁32、本塁打2本の成績でシーズンを終えた。石垣市で行われる同チームの春季キャンプを前に、宮古島市で自主トレーニングを行っている。
激励会には、故郷宮古が生んだプロ野球選手を励まそうと、各界各層の市民が集まり、エールを送った。
実行委員会を代表して主催者あいさつした下地信広さんは「宮古が育てた伊志嶺翔大は島の誇り、島の宝だ。少年たちに夢と希望を与えるためにも、来季もさらに活躍してほしい。みんなで応援していこう」と呼び掛けた。
ファンの激励に応え、舞台に立った伊志嶺選手は、プロ入りしての厳しさを実感させられたことなどを述べた上で「プロ1年目を無事に終えることができたのも、故郷の皆さんの支えがあったからこそ。2年目のジンクスと言われているように、今年は勝負の年だと思っている。皆さんの期待に応えられるようレベルアップしたプレーを披露したい」とあいさつした。
市民を代表して下地敏彦市長は「ここぞという時に期待に応えられるプレーを発揮することがスターの証だ。伊志嶺選手は、それを証明してくれた。日本一になるとの思いで、体に気をつけて次のシーズンも頑張ってほしい」と激励した。
舞台では、伊志嶺選手が少年野球時代に所属した南ファイターズの後輩たちがエイサー太鼓を披露し、先輩を応援。伊志嶺選手からはロッテのお菓子がプレゼントされた。
伊志嶺選手は激励会場に設けられた宴席テーブル全てを回り、笑顔で激励の言葉に応えながら、ファン一人一人の声援に対して感謝の言葉を述べていた。