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2012年2月9日(木)23:29

宮古野球連盟会長 川満 時英さん(68歳)

野球通し地域活性化へ


川満 時英さん

川満 時英さん

 今月3日の総会で会長に再任され、4期目を迎える。「野球の活躍によって他競技に影響を与えるなど、地域活性化につなげたい」と6年間培った経験を生かし、さらなる発展を目指す。


 野球連盟は1947年に発足し、今年は活動65年目。現在は小学生から一般まで約130チーム、3000人余が登録するなど宮古で最も競技人口が多い。「昔は娯楽も少なかった。野球の楽しさが親から子に伝わることで、競技者が増えた」と分析する。

 父母や地域の支援、指導者の意識向上などもあり、中学では県大会を制するチームが育った。職域チームも準優勝するなど活躍する世代の幅が広がった。

 未達成の目標は甲子園出場だ。5年前から中学3年生対象の硬式チームを結成し、高校野球への橋渡し的存在となり、悲願達成を後押ししている。

 昨年は伊志嶺翔大選手がプロ入りを果たし、野球関係者を大いに喜ばせた。「甲子園出場、プロという目標を持ち続け、夢を実現した。身体能力はもとより精神力が優れているということ」と目を細めた。

 連盟に関わり約年。少年部長や審判部長などを経験してきた。「若い世代にも素晴らしい人材が多い。うまくバトンタッチして、これまで以上に盛り上げたい」と笑顔で話した。

 川満時英(かわみつ・ときひで) 1944(昭和19)年2月生まれ。68歳。宮古水産高卒。元刑務官。2006年、宮古野球連盟会長に就任し、現在に至る。

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