2012年4月9日(月) 22:57

「ウソ」(行雲流水)

 4月は、1日のエープリルフール(4月ばか)から始まる。以前、この日はうそが許されるというので、飛び交う「大うそ」をみんなが楽しんだ。しかし最近はそんな風習も影をひそめてしまった。大らかな心のゆとりがなくなったからだろうか。何よりも本物のうそが氾濫しているからに違いない



▼虚実入り混ざった膨大な情報の中で、私たちは、何が本当のことで、何がうそであるかを判断しかねている。また自らの保身や利害、操作された情報によって、どの程度に意識がゆがめられているかを自覚することも難しい


▼ヒトラーは「うそは大きいうそほどばれない」とうそぶいたが、人ごとではない。例えば、原発の安全神話にはうそがあることを国民は知った。北朝鮮の「人工衛星発射」騒動にも虚実があり、それにいかに対処するか、国民はもやもやした気持ちでいる


▼それにしても、独裁政治は怖い。多くの国民が飢えに苦しんでいるのに、巨額の費用をかけてロケットを打ち上げる。食糧増産に力を注ぎ、豊作を祝って花火でも「ドン」と打ち上げればいいのに


▼15日は、第28回全日本トライアスロン宮古島大会。「海・風・太陽(てぃだ) 熱き想い 君を待つ」をテーマに島全体がトライアスロン一色になる。宮古島の市民も全国や外国から参加するアスリートたちも利口だから、迷わされずに、この大会を完全に成功させる


▼大会が終わると花火が空高く打ち上げられる。それは祝砲であり、平和と友愛の象徴である。「もやもや」も吹き飛ばせ。