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2012年4月26日(木)22:22

宮古島地方気象台長/鈴木 和明さん(55歳)

正確な情報を迅速に届ける


鈴木 和明さん

鈴木 和明さん

 千葉県にある気象大学校准教授から宮古島地方気象台長に就任した。東北出身。自宅は仙台で、単身赴任中に仙台に残っていた妻が東日本大震災に見舞われた。幸い無事が確認されたが、改めて自然災害の驚異を痛感した。「宮古島は台風の常襲地。これまで以上に正確な気象情報を迅速に届けていきたい」。初めての勤務地で意欲を示した。


 台風は72時間3日先まで進路予想ができる。「ある程度先が読めることから、早い段階から備えることができる」と話す。総務課、技術課、防災業務課が一丸となって、気象観測、情報収集、予報・警報発表などに取り組んでいく考えだ。

 一方で、気象台が出している情報を市民がより良く活用できる「気象講演会」、気象台を身近なものに感じてもらえるよう、親子を対象にした見学会や気象教室も従来通り開催する。

 「こういった催しを通して、大きな自然災害に見舞われた時、自分の身を守るにはどうすれば良いのか、『自分の身は自分で守る』という心構えを持つ安全対策への意識付けが図られれば」と語った。

 趣味はスポーツ観戦。15日に開催されたトライアスロン大会では、前日にバイク、ランコースを車で下見するなど観戦に向け準備万端で臨む気合いの入れよう。

 座右の銘もスポーツに例え「基本に忠実」

 鈴木和明(すずき・かずあき)1957(昭和32)年生まれ。55歳。気象大学校大学部卒。1995年10月仙台管区気象台技術部予報課調査官、2006年広島地方気象台観測予報課長、08年仙台管区気象台技術部予報課長などを経て10年気象大学校准教授、12年4月宮古島地方気象台長。

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