地域のニーズに応える

松本　清貞さん

　「お客さまの立場で、お客さま目線でスピーディーに仕事を進めよう」。２日付で宮古支店長に着任し、行員にそう訓示した。座右の銘に掲げる「『自分に負けない強い心』を持ってほしい」とも付け加え、奮起を促した。「地域のニーズに応えられる銀行に」「お客さまの笑顔が私たちの笑顔につながる」がモットー。２７代目の宮古支店長として意欲満々だ。

　着任して日は浅いが、伊良部大橋や新宮古病院の建設などを目の当たりにして「建設関連は元気があると感じた」と言う。

　「格安航空会社の参入で観光入域客が増加し、島全体が活気づくのではないか」と島の明るい展望にも期待した。

　１５日に開催されたトライアスロン大会では全行員と一緒にボランティアで参加し、ゴールする選手や家族に感動。島のパワーと熱気にも触れた。

　「宮古の青い海をケイタイの待ち受け画面にしました」と島の自然にもすっかり魅せられたよう。宮古の人柄も自身が育ったヤンバル（沖縄本島北部）に似ていると言い「親しみを感じる」と語った。

　そんな宮古島は初めての勤務。今年１０月には同支店創立55周年の節目にも当たることから「一つの地域にある銀行の支店長として職責の重さを感じる」と気を引き締めた。

　松本　清貞（まつもと・きよさだ）１９６２（昭和３７）年生まれ。４９歳。本部町出身。本部高卒。８１年沖縄銀行入り。２００３年本部支店長、０５年那覇市壺屋支店長、１０年コザ支店長などを経て１３年４月２日付で宮古支店長。趣味はゴルフ、家庭菜園。