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2012年4月26日(木)22:29

大阪航空局宮古空港航空路監視レーダー事務所長/石口 澄夫さん(59歳)

安全対策に万全期す


石口 澄夫さん

石口 澄夫さん

 28年前に沖縄本島で勤務した経験はあるが、宮古島での勤務は初めて。「暑さを心配したが、割と過ごしやすい。生活環境も整備されている」と印象を語った。主な業務は空港を発着する航空機の安全誘導と無線施設の維持管理だ。「行政や警察、消防などと連携を図り、情報を共有しながら航空機の安全対策に万全を期していきたい」と抱負を話した。


 同事務所には航空管制官8人、航空管制技術官16人が勤務している。宮古島は台風の常襲地であることから、シーズン中は航空規定に基づくとはいえ、かなりの神経を使うことになる。

 常日ごろから重視するのは「細心の注意」だ。「小さな不注意が大きな事故を招くことがある。どんな小さいことでも細心の注意を払うことが大事」。事故防止への強い思いを示した。

 航空管制業務という仕事柄、市民との交流がなかなかつくれないが、それでも9月の「空の日」イベントは同事務所の業務に理解を深めてもらう絶好の機会。

 「航空機の需要が高まる中、安全運航に向け、私たちがどのような任務を果たしているのかを知ってもらえれば」と期待している。

 着任して間もないが、海の青さが強く印象に残っているという。「スキューバダイビングをやってみたい」。さっそく連休明けにも体験する予定だ。

 石口 澄夫(いしぐち・すみお)1953(昭和28)年生まれ。59歳。大分県出身。名古屋電気通信工学院卒。75年大阪航空局採用。成田空港事務所、関西空港事務所、岡山空港出張所などを経て12年4月1日付で現職。航空管制技術官。趣味はテニス、篆刻。

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