技術訓練で優勝、九州へ/市消防本部
県消防救助技術指導会 副市長に喜び報告
第36回県消防救助技術指導会が1日、県消防学校(中城村)で開かれ、技術訓練種目で宮古島市消防本部チームが優勝を果たした。同チームは7月に鹿児島県で開催される九州大会に県代表として出場する。優勝メンバーと砂川享一消防長らは5日、市役所平良庁舎に長濱政治副市長を訪ね、優勝の喜びと九州大会へ向けての抱負などを報告した。
県消防救助技術指導会は、消防職員が技術向上のために日常から取り組んでいる訓練の成果を発揮する場として、九州大会予選も兼ねて毎年、開催されている。種目は、ロープブリッジ救出、ほふく救出、引き揚げ救助、技術訓練の4種目。技術訓練の今回のテーマは「高所からの救出」で、同種目初出場の市消防本部は、製糖工場のヤードクレーンに宙づり状態となった作業員を救助するとの想定で救助術を披露し、優勝を獲得した。ロープブリッジ救出は5位入賞だった。
砂川消防長から結果報告を受けた長濱副市長は「日ごろから市民を助けるという使命に燃えた皆さんの成果が出たものと喜んでいる。宮古島の消防のレベルの高さを改めて感じた。ぜひ九州大会でも良い成績を残し全国大会へ進出してほしい」と職員を激励した。
隊長を務める砂川淳司令補は「ほかの職員や家族の支えがあってできた訓練」と周囲の協力に感謝の意を示すとともに「九州大会では今回以上の技術を披露してきたい」と抱負を語った。