04/26
2024
Fri
旧暦:3月17日 先勝 己 
政治・行政 産業・経済
2012年6月14日(木)9:00

早期着手へ8事業を調整

市、一括交付金1億円活用


 下地敏彦市長は13日、一括交付金の年度内早期着工に向けて県と調整中の八つの事業を発表した。事業名は、公設市場の青空市サンルーフ設置などを盛り込んだ「宮古島観光飛躍的発展推進事業」で、総額1億257万円。国から交付決定後、事業着手する。


 市は2012年度当初予算で、一括交付金の市の配分額11億5000万円のうち7億円を計上し、事業着手に向け県と調整作業を進めている。下地市長は「今回は(一括交付金を活用した事業の)第一歩である。今後、県との協議が整い次第、随時、事業内示があると思う」と説明。事業執行については「補助金交付決定がある。それを踏まえて進めていく」と述べた。

 調整中の主な事業は、伊良部大橋開通に向けた観光受入強化に向け、渡口の浜など伊良部島の観光拠点整備。宮古島の特産品を島外へアピールすることや公設市場の機能充実を図るため、同市場の青空市のサンルーフ整備など。

 また、美しい景観を創出するため、道路や公園に花木を植え緑化と美化を徹底するほか、不法投棄ごみ撤去事業。インターネットを活用した観光情報を発信し、誘客を促進する観光情報発信事業や、国の重要無形文化財の宮古上布の新たな商品開発や販路拡大、人材育成を促進する宮古上布販売促進事業などとなっている。

 下地市長は「一括交付金について、国や県の考え方、方向性が見えてきた」と強調。職員に対しては「もう一度ゼロベースで考えるように」、各部には「新規事業を最低二つ上げるように」とそれぞれ指示したと話した。

 下地市長はまた、企画政策部と総務部を中心とした一括交付金についてのプロジェクトチームを立ち上げたと説明。同交付金の有効活用へ向け全庁体制で取り組んでいく考えを示した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月21日(日)8:54
8:54

「宮古横丁」がプレオープン/観光スポットに期待

ホテルアートアベニュー 平良西里にあるホテルアートアベニュー(旧ホテル共和別館)の1階に、タイ料理など7店舗が入る「宮古横丁」が19日、プレオープンした。経済団体や観光団体など関係者らが盛大に開業を祝った。

2024年4月17日(水)8:58
8:58

専用ターミナルが完成/ビジネスジェット

CIQ施設も設置/下地島空港   三菱地所は、県が推進する下地島空港および周辺用地の利活用事業の一環として「下地島空港における国際線等旅客施設整備・運営およびプライベート機受け入れ事業」の一つとして、下地島空港周辺にビジネスジェット専用施設「みやこ下…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!