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2012年7月3日(火) 9:00

西里大通り 4年連続の下落/12年分路線価

1平方㍍当たり7万円


「西里大通り」の路線価は4年連続して下落。ただ、下落幅は昨年同様わずかながら縮小した=2日、同大通り

「西里大通り」の路線価は4年連続して下落。ただ、下落幅は昨年同様わずかながら縮小した=2日、同大通り

 【那覇支社】国税庁は2012年分全国路線価を発表した。これに伴い沖縄国税事務所は2日、県下各税務署管内の最高路線価を公表した。宮古島税務署管内の最高路線価は昨年同様、市平良字西里の「西里大通り」で、1平方㍍当たり7万円だった。前年の7万2000円より2・8%下がり、4年連続して下落した。県内6税務署(那覇、宮古、石垣、北那覇、名護、沖縄)の最高路線価うち、「下落」は宮古、名護で、ほかは「横ばい」だった。ただ、管内の下落幅は縮小傾向にある。県内最高路線価は11年連続で那覇市久茂地3丁目の「国際通り」の1平方㍍当たり52万円だった。



 最高路線価の下落幅が全県で縮小した背景には、人口増などによる新規戸建て需要の増加など、全国一高い出生率と人口増などで土地取引が活発化しているこが主要因と考えられている。


 宮古島署管内の最高路線価「西里大通り」は、1992年の1平方㍍当たり23万5000円をピークに94年までは「横ばい」だが、翌95年に「下落」に転じ、その後、12年間連続して下落傾向が続いた。2005年は前年までの1平方㍍当たり10万円の2桁台を割り込み、8万9000円にまで下落。07、08年は横ばいで、「底打ち感」があったものの、09年から再び下落に転じた。


 12年分の同路線価は、前年を2000円下げ、2・8%の下落率だったが、前年の4・0%減と比較すると、下落幅は縮小しており、わずかながら改善傾向が見られる。


 県内6税務署管内の最高路線価は、4年連続で上昇はなく、下落、または横ばいだった。いずれも下落幅は縮小傾向にある。


 宮古島管内以外の最高路線価と対前年増減率は、那覇税務署管内「国際通り」1平方㍍当たり52万円(対前年増減率0・0%)、石垣税務署管内「市役所通り」同11万円(同0・0%)、北那覇税務署管内「那覇中環状線」同32万円(同0・0%)、名護税務署管内「名護バイパス」同6万4000円(同1・5%減)、沖縄税務署管内「町道美浜1号線」同11万円(同0・0%)となっている。


 国土交通省が3月に公表した地価公示価格との比較分析で、12年分県内路線価は、入域観光客が増加し景気が回復基調にあることや、人口増による宅地取引が増加したことなどに支えられ、各最高路線価の下落幅が縮小したものと見られている。


 路線価 市街地の道路に面した標準的な土地について、国税庁が評価した1平方当たりの価格。国土交通省が調べた公示地価(1月1日時点)の80%程度を目安に、実際の売買や不動産鑑定士の意見も参考にして算定する。相続、贈与で土地を取得した場合、時価ではなく、その年の路線価を用いて税額を計算できる。市街地以外では路線価の代わりに、自治体が示した固定資産税評価額に掛け合わせて使う評価倍率を設定している。