2012年7月11日(水) 9:00

男性の寿命 宮古78・2歳で県内35位/健康づくり推進員育成講座

下地さん ぜいたくな生活に警鐘


講話に聞き入る受講者たち=10日、下地保健福祉センター

講話に聞き入る受講者たち=10日、下地保健福祉センター

 10日に開講した市主催の健康づくり推進員育成講座で保健師の下地正通さんが講演し、昔と比べ便利でぜいたくになった生活が平均寿命を下げる原因になっている可能性を示した。



 宮古の男性の平均寿命は78・2歳と県内43市町村中35位、女性は86・6歳で同29位。男性は肥満やメタボ、高血圧の割合が県内ワースト1位。女性も高血圧と、高尿酸血症が同1位。そうした生活習慣病が進行し要介護状態になる背景には、健診受診率の低さがあるとし、同状況改善の必要性を強調した。


 宮古島の今昔の比較では、昔の移動が徒歩に頼っていたのに対し、現在は近距離でも自家用車を利用するようになった指摘。食習慣は自給自足の質素な生活から、スーパーに山積みされた食料をぜいたくに消費できる暮らしに変わった。下地さんは健康を取り戻すには、昔の質素な生活への回帰が必要との考えを暗に示した。


 平均寿命を引き下げる早世死亡(65歳未満)の割合をみると、06年に8・6%だった心疾患は08年には16・8%に倍増し深刻な状況。65歳未満で要介護になった人の原因病気は、脳血管疾患が一番多かった。


 同講座は健康づくりのリーダーとなる人材の育成を目的に実施。講座は7月末まで4回行い、終了後、希望者者は「健康づくり推進員」に登録する。