03/29
2024
Fri
旧暦:2月20日 先負 壬 
日曜訪問
2012年8月4日(土)22:46

宮本 陽子さん(35歳)/G.C&M言語センター主宰

同時通訳の夢かなう


宮本 陽子さん

宮本 陽子さん

 英語は国際語として小学生から必須科目となった。そんな中「英語をマスターし、グローバルな人生のサポート役としてあらゆる人たちの可能性を広げたい」と言語センターを立ち上げた。オーストラリアで日本語教師として活動、東京では大手英会話塾の講師としてゼロ歳児から高齢者まで年齢問わずその立場に合った英語の指導を行ってきた。3年前、宮古に戻ってからはトライアスロンの同時通訳などさらに活動の幅が広がった。


 G・C&Mは「グローバル・コミュニケーション・マインド」真の国際人という想いで名付けた。▽宮古の人たちが昔から大切にしている結の精神▽グローバル化に対応した人材育成▽新たな自己発見と独自のチャレンジ▽海外経験、新しい価値観、視野の広がりーなどをコンセプトに一人一人の目的、目標にあったレッスンやプランで丁寧にサポート、日常英会話、海外旅行英会話、子ども英会話、ビジネス英語、留学、英検などに対応したいという。

 小学4年生のころ、サトウキビ畑に囲まれた生活が窮屈で、いつか島を出たいと思っていた。「同時通訳が夢だった。広い世界に飛び出し自分を試してみたかった」と話し、大学在学中にアメリカで8カ月間の語学留学、卒後はオーストラリアに住み大学院で教員免許を取得、日本語教師として働く傍ら、ボランティア活動にも積極的に関わってきた。そこで思い起こしたのが古里のユイマールや博愛精神だった。「この気持ちを島の子どもたちに伝えよう」と3年前に帰島した。

 トライアスロンでは、ここ3年、下地敏彦市長の通訳を務めている。外国人招待選手などの通訳も行う。夢だった同時通訳の仕事は実は島にあった。ALT(外国人英語教師)のサポート、WUBのメンバーでハワイ交流会に参加、教師や学生たちの通訳も。社会活動が広がっている。「島の人たちの温かさ、ゆいまーる精神を伝えることのできる真の国際人になることが、これからの人材育成にもつながると信じている」

 宮本 陽子(みやもと・ようこ)1976年10月9日生まれ。鏡原小・中学校・宮古高校卒。明海大学外国学部英米語学科卒。オーストラリア・モナッシュ大学院教育学部英語教授法修士課程。帰島後ボランティアで外国人教師のサポート、トライ大会の外国人選手の通訳、異文化交流で南小学校とオーストラリア小学校との交流サポート、主要な観光地案内板の英語翻訳など幅広く活動する。2011年、WUB宮古会員に入会。

カテゴリー一覧

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!