2012年8月15日(水) 9:00

親族と感動の対面/小禄卓也さん

ルーツ探しで昨年来島/「宮古の血流れている」


親族の初対面を実現した小禄さん(前列左から4人目)と真弓さん(同3人目)とその家族=12日、浦添市、イバノ牧港店

親族の初対面を実現した小禄さん(前列左から4人目)と真弓さん(同3人目)とその家族=12日、浦添市、イバノ牧港店

 【那覇支社】昨年2月に東京に住む小禄卓也さん(26)が自らのルーツを探して宮古島を訪れ、親戚捜しを行っていることを本紙記事で紹介したところ、浦添市在住の下地真弓さん(78)が親戚に当たることを名乗り出て12日、小禄さんと親戚一同が感動的な対面を果たした。



 小禄さんは、今から6年前に自らのルーツが宮古島であることを初めて知った。曾祖父良祥さん、祖父辰雄さん(ともに故人)の戸籍が当時の平良村になっていることを知り、その謄本を手がかりに昨年1月に宮古島を訪れ、親戚捜しをはじめた。


 宮古島滞在中に「小禄」という名字の家々を訪問し訪ね回ったが、親戚だという人には巡り会えなかった。その後、宮古毎日新聞社を訪れ、事情を説明。本紙が記事として取り上げたところ、浦添市で歯科クリニックを開業する本紙読者の下地正一さん(78)が「家内の親戚に間違いない」と確信し、東京の小禄さんに連絡をとった。こうして下地さんの妻真弓さん(旧姓・小禄)とその親族との対面が実現した。


 親族との対面を果たした小禄さんは「中学時代に修学旅行で沖縄に来たが、那覇市に小禄という地名が存在することすら知らなかった」と述べ、「昨年、宮古島を訪れ、自分の中には宮古の血が間違いなく流れているのだと感じた。こうして真弓さんをはじめ親戚に出会えたことは純粋にうれしい」と話し、親族との初顔合わせを喜んでいた。


 小禄さんとは又いとこに当たるという真弓さんは「涙が出るほど感動している。自分たちの祖先が、どのような経緯で東京に渡ったのかをじっくり聞かせてほしい。これを機に親戚づきあいを深めていきたい」と話した。