ニュースウィークリー
8月26日～8月31日

キビ植え手伝い子どもたち奮闘／両親「助かる」と感謝

　夏休み終盤となった２５日、サトウキビの夏植えを手伝う子どもたちが各地で見られた。城辺西城学区長南の田名清記さん（４９）の畑では長男の壮一郎君（宮古総実高校３年）と、おいの寄川騰冶君（西辺中２年）、田名まさむね君（西城小２年）が暑い中、頑張った。キビ植えを手伝う子どもたちの姿は、宮古の夏の風物詩で両親も子どもたちの手伝いに感謝していた。（８月２６日掲載）

現金財産残高１２年間で１億８０００万円減／来間部落会

　来間部落会の現金財産残高が、１９９９年度末から今年８月までの１２年余の間に、１億８４８９万円減ったことが、同部落会に会計帳簿などの開示を求めている一部住民訴訟の第６回弁論準備手続きで分かった。今回の裁判で部落会側は、資金明細書や預金通帳の一部（写し）を開示。それによると、９９年度末に２億９９４２万円あった残高は、今年８月９日現在では１億１４５２万円に減った。（８月２６日掲載）

キビかん水費用１４４９万円／大型トラック４１４１台分

　市農林水産部農政課のまとめによると、７月に干ばつ対策として実施した大型トラックによるサトウキビへのかん水補助金は８２８万２０００円に上った。１台（１０㌧）当たりの補助額は、２０００円。かん水したトラックの延べ台数は、４１４１台だった。１台当たり１５００円の農家負担分を含めた総かん水費用は、１４４９万３５００円となった。（８月２８日掲載）

大立大殿みゃーか市文化財に指定／市教委

　市教育委員会は２７日、定例会を開き、１５世紀に創建されたと推定される「大立大殿みゃーか（巨石墓）」を市文化財（史跡）指定で承認した。１５世紀後半の白川氏と忠導氏の関係や古墓の歴史を研究する上で重要な遺跡とされる。宮古島首長の大立大殿は、少年時代の仲宗根豊見親玄雅を養育したことで有名。２００５年に５市町村合併で誕生した宮古島市以降、初めての史跡指定、５２番目の指定となる。（８月２８日掲載）

集落の農業活動拠点施設が落成／城辺吉田

　城辺吉田集落の農業活動拠点施設（公民館）が落成し２８日、式典と祝賀会が開催された。太陽光発電システムを備えた環境に優しい施設。年寄りや障害者に使い勝手の良いバリアフリー構造にもした。同会には地域住民や関係者らが大勢集い落成を祝うとともに、拠点施設を中心に、吉田集落が発展していくよう祈念した。祝賀会は多彩な余興で盛り上がった。（８月２９日掲載）

葉タバコ総販売額２２億６８００万円／キロ単価は過去最高

　宮古と石垣地区の２０１２年産葉タバコの買い入れが２８日、終了した。宮古島市と多良間村の総販売額は２２億６８００万円、平均キロ単価は過去最高の２０５５円だった。気象条件の影響を受けて収量は１１０４㌧伸び悩んだが、高い品質で補った。生産農家ら関係者は２年ぶりの安定取引に安堵の表情を見せた。（８月２９日掲載）

平良図書館のこども大使提言／利用環境「向上させて」

　今月８日に「平良図書館こども大使」に任命された１０人の中高生が２９日、宮古島市役所城辺庁舎に市教育委員会の川満弘志教育長を訪ね、同図書館の利用環境の向上を求める提言書を提出した。７項目にわたる提言で図書館の案内板設置やヤングアダルト（ＹＡ）コーナーの充実、障害者でも使いやすい施設環境の整備を訴えた。（８月３０日掲載）

宮古小・中の不登校率低い／校長研修会で明らかに

　２０１２年度の第２回小・中学校研修会が29日、宮古教育事務所研修室で開催された。儀間裕芳宮古教育事務所長は、宮古の小学校の不登校出現率が０・１６％、中学校が１・８４％と全国や県平均をかなり下回っていると、生活面の安定を高く評価した。（８月３０日掲載）

各大型スーパーに買い物客にぎわう／旧盆関連商品充実

　台風１４、１５号の影響で旧盆商戦を前に船舶が長期間入港できずに品切れ、品薄状態が続いていた大型スーパーに３０日、船舶の入港に伴って大量の商品が搬入された。この日は旧盆の「迎え日」。市内の各大型スーパーには朝から多くの買い物客が訪れ、店内は混雑した。（８月３１日掲載）

「宮古牛」の地産地消進む／精肉の島内流通が盛ん

　昨年正式に商標登録された「宮古牛」の地元消費が活発だ。２０１１年度、宮古に供給された宮古牛の頭数は計１００頭で、前年度に比べて３５頭増えた。市内に出回った精肉量は３５㌧で前年より１０㌧も多い流通量だった。同じく商標登録された「宮古んま牛」を活用した事業展開や行政機関によるＰＲイベント、食肉のスムーズな流通が増加の要因とみられる。（８月３１日掲載）