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2012年8月1日(水) 22:28

子をプラス思考型で育てること そうすれば、その子は必ず成功者になる

日本親業協会親業インストラクター 福里 盛雄


1 プラス思考とは


 プラス思考とは、物事のマイナスの面を見ないで、プラスの面に目を向けて、自分の考えを築き上げ、その考えに基づいて行動することと言うことができるのではないだろうか。考え方によっては、物事にはプラスとマイナスの二面性があるのが一般的である。このようなときに、マイナス面を強調するか、プラスの面を強調するかは、その人の考え方によって左右されます。人生を積極的に生きたいと考える者はプラス面を強調する。プラス面を強調して生きると、マイナス面もプラスの方向に転換していきます。



 例えば、子供が国語と体育で成績「5」をもらってきた場合、他の教科は「2」と「1」であっても、国語と体育で「5」をもらったことを喜び褒めるべきであります。これが、子供をプラス思考型に育てる方法だと言えます。マイナス思考に基づいて、外の科目も「5」であればよかったのに、と親が言ったとすれば、国語と体育で「5」をもらって喜んで、「よし、他の教科も頑張れば5が取れるんだ」という子供のやる気を失わせます。


 なぜでしょうか。子供は、国語と体育で「5」をもらった喜びを親が共有さえすれば、自然と他の科目にもやる気を燃やし、「他の科目も頑張れば5が取れるんだ、よし、頑張ろう」とやる気を出すようになります。


 その類似例として、ある精神科の専門医は、一般的にうつ病患者は、睡眠不足と食欲がないことに悩むと指摘しています。治療を受けている患者さんが、主治医に「先生、おかげさまで眠れるようにはなりましたが、まだ食欲が出ません」という患者と、「先生まだ食欲は出ないんですが、おかげさまで眠ることができるようになりました」という2人の中で、後者がプラス思考型であり、専門医の話によると、後の方の患者が回復が早いと言うことです。それは、病気の軽重が問題ではなく、患者自身が自分の病気は回復してきているんだ、必ず回復するという積極的思考方法によるのが大であると専門家は指摘しています。(精神科医・白木哲夫「人の心の理解」参照)


2 プラス思考型の子に育てるためには、親はどんな育て方をすればよいのでしょうか


 親は子供がどんな状況の中に置かれても、物事をプラス思考型で積極的に行動する習慣を子に付けてあげることです。それには、子の目前の行為と感情を見逃すことなく、素早くくみ取ってそれを共感することであります。


 うつ病患者を治療するに当たり、「睡眠は出てきたが食欲は出てきません」という患者に対しては「睡眠はできるようになったのですか。よかったね。そのうちに食欲も出てきますよ」と主治医が言え、その患者は「自分は回復に向かっているんだ」と確信し、必ず回復する決心をいたします。医師の治療に積極的に協力するようになります。だから、そのような患者は、確実に回復するのです。


 機械文明が発達し、人の生活の行動範囲が拡大してくると、私たちの日常生活でも、直接的・間接的に多くの他人との関係によって、容易に影響を受けやすい社会となった。そのために、私たちの生活も、さまざまな価値観の錯綜(さくそう)する渦に巻き込まれています。私たちはそのような混乱の社会で生きています。ですから、私たちは考えを正しく確立し、それに基づいて行動する習慣を習得しなければなりません。常にプラス思考型の人間として成長する必要があります。そのような可能性を蓄えた子を育てなければなりません。


 そのように育てると、子はどんな困難に遭遇しても自分の品格を形づくるための一時的なものであり、その後に来る人間としての成長に比べればものの数ではないと困難に耐えて生きていく力を習得していきます。