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2012年9月9日(日) 14:45

シリーズ 島のくらしと環境<18>

トイレ掃除に学ぶ美の精神/宮古掃除に学ぶ会


 「一つ拾えばひとつだけきれいになる」を合い言葉に、「日本を美しくする会」が発足したのが1993年11月。鍵山秀三郎さんの掃除哲学に学ぼうという有志が集い全国に波及していった。沖縄県が最後の発足で、2006年2月に沖縄年次大会(全国大会)が開催されたのをきっかけに県内3カ所で学ぶ会が活動を始めた。宮古掃除に学ぶ会(佐和田功代表世話人)も同年発足、現在10人の世話人(企業代表)が活動する。



 中でもトイレ掃除は徹底して行われ、研修会を通して全国で掃除リーダーが誕生している。学校や地域を中心に掃除の精神を伝達する。トイレ掃除は「心を磨く」「謙虚な人になれる」「気づく人になれる」「感動の心を育む」「感謝の心が芽生える」などで、最も避けたいトイレ掃除が精神修養の場となって、学業に企業の中で役立つという。


 佐和田世話人は「企業の中では特に『気づく人になれる』。世の中で成果をあげる人とそうでない人の差は無駄があるかないかだという。無駄をなくすためには気づく人になることが大切。その気づきを引き出してくれるのがトイレ掃除。細かい部品まですべてばらし、一つ一つ磨いていく。器具も幾種類もあって、掃除の手順もマニュアル化されている」と話し、毎年各県で全国大会が行われている。


 学ぶ会は、ごみを4種類に分別するエコ・ゴミ箱を学校に贈る「クリーンエコ大作戦」も展開する。これまで南小や東小に贈り、今月は平一小に贈られた。


 佐和田代表世話人は「登校時にごみを一個ずつ拾ってくることを日常化すると、学校周辺がきれいになった。ごみを拾う子はごみを捨てることはない。また、子どもが環境に関心を示すとおのずと大人にも影響してくる」と話す。