2012年9月22日(土) 23:12

笠原 裕子さん(30歳)/「風の神太鼓」代表

太鼓演舞の魅力を

 

笠原 裕子さん

笠原 裕子さん

 結成15年を迎えた創作太鼓「風の神太鼓」。エイサーが盛んになったころ、癒しの曲を中心に振り付け、単なるエイサーに留まらず、創作舞踊ともいえる画期的な出で立ちでデビュー。ちょうど裕子さんは高校入試を控えていた。入団したいという裕子さんに条件を付けたのは、団員の中心になって活動していた母親の郁子さんだった。「高校に合格したら入れてあげる」というものだった。



 今では代表として、子どもたちの育成にも余念がない。週2回、水曜と土曜の夕方から南小学校の体育館でけいこ。「3歳から始めた子もいる。あいさつで始まってあいさつで終わると言う礼儀作法から身に付けさせる。きちんとあいさつが出来ない時は、大声で怒鳴ることも。たとえ、けいこであっても神聖な場所に踏み込んだと言う意識を常に持ってほしい」


 振り付けは、現在顧問で最初の代表、久貝みち江さん。「顧問の振り付けは、大自然の中で編み出される。ほんとに神が降りたような感覚で創作するので、演じる私たちもその気概を受け取らなくてはならないと思っている。演舞は自己表現の真剣勝負、いい加減な気持ちでは踊れない。若いころ社交ダンスに夢中になっていた母親の影響も大きい。エイサーというより創作舞踊」と話す。


 7月には、宮古島市の交流都市・北海道室蘭市の「むろらん港まつり」に出演、沿道で堂々とその勇壮な太鼓演舞を披露した。「今度で4回目になる。小学1年生を筆頭に15人で参加、3日間連続で太鼓を叩いた。涙を流して喜んでくれた市民もおり、それだけで感無量だった。やっぱり、見る人に感動を与えられることが私たちのやりがい、そのためにはどんなきつい練習も耐えられる」


 黒の衣装の背中には祖父・仲本正雄さんの力強い「風」の一文字が。何度も洗濯して白だった文字は今ではグレーに。祖父の影響で幼いころは書を習い、高校からは母親の影響で太鼓を。「太鼓は呼吸と同じ。すべてがつながって、今の私がある」。来年は母親の三線を取り入れ、新たな振り付けに挑戦したいと話し、さらなる意欲に燃える。


 笠原 裕子(かさはら・ひろこ)1982年2月19日生まれ。宮古高校卒。沖縄中央学園(福祉保育)卒。オリエンタルランド・みつば幼稚園・シルバーケア悠悠を経て現在、宮古島市社会福祉協議会勤務。2009年「風の神太鼓」代表に。

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