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2012年10月11日(木) 9:00

5地域審議会 35件の要望提出/宮古島市

初の意見交換会実施/地域振興の基礎資料に


各地域審議会からの意見に対する市当局の見解を聞く審議会委員たち=10日、市中央公民館大ホール

各地域審議会からの意見に対する市当局の見解を聞く審議会委員たち=10日、市中央公民館大ホール

 宮古島の市町村合併時、旧市町村ごとに設置された五つの地域審議会の合同意見交換会が10日、市中央公民館大ホールで開かれた。各地域審議会が一堂に会するのは今回が初の取り組み。会では各審議会からあらかじめ提出されていた意見、要望に対し市当局が見解を示したほか、市のリーディングプロジェクト事業の取り組み状況が説明された。



 会の冒頭、下地敏彦市長は「これまで各地の審議会を一堂に集め、話をする機会がなかった。各地域での取り組みを踏まえ、新しい宮古はこうすべきなどの意見をもらい、今後を考える基礎資料としたい」と各審議会委員に呼び掛けた。


 各審議会からは合計で35件の意見、要望が提出された。平良地域審議会(富浜浩会長)は同地区のみにない地域づくり協議会の設立についてその必要性を指摘。それに対し古堅宗和企画政策部長が「地域づくり協議会設立について平良地域審議会に諮問し、その答申を待って検討したい」との考えを示した。


 城辺地域審議会(照屋秀雄会長)は県営公園を比嘉ロードパーク隣接地に誘致するよう求めたが、下地康教都市計画課長は「県が今年8月に委託業務を発注しているが候補地は今はっきりと決まっていない」と返答。下地地域審議会(砂川隆夫会長)の与那覇湾利活用の要望には、上地廣敏農林水産部長が「ラムサール登録を契機に、漁場としての海産物のブランド化などが期待される」と答えた。


 上野地域審議会(垣花義一会長)が地域の御嶽(うたき)などへの看板設置の必要性を示したのに対し平良哲則生涯学習部長は「各地域に管理してもらっている御嶽は地域の聖地なので、慎重な検討が必要」との考えを明示。牧山公園一帯の整備を要望する伊良部地域審議会(長嶺吉和会長)には下地信男伊良部支所長が「伊良部大橋開通後、観光スポットとなり得る」として、一括交付金を活用し2013年度から3カ年計画で整備する予定であることを説明した。


 市のリーディングプロジェクト事業の取り組み状況については友利克企画調整課長が、すでに終了した葬祭場建設事業を含め全20事業の進ちょくと今後の見込みなどを示した。


 意見交換終了後、下地市長は「地域の問題は地域の審議会で活発な論議をし、提言してほしい」と委員に要請した。