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政治・行政
2012年12月13日(木)9:00

「屋内退避」を無線放送/市危機管理対策本部

ミサイル発射に緊張/落下物や被害情報なし


ミサイル発射以後の状況や対応について確認する対策会議=12日、市役所平良庁舎

ミサイル発射以後の状況や対応について確認する対策会議=12日、市役所平良庁舎

 第4回宮古島市危機管理対策本部(本部長・下地敏彦市長)が12日午後、市役所平良庁舎で開かれた。北朝鮮ミサイル発射の情報確認後からの市の対応について情報を共有。宮古島で落下物や被害の情報はないことを確認した。同本部では、国から安全宣言が発表された後に、市として安全宣言を行い、同本部を解消する方針。下地市長はミサイル発射について「残念」との思いを示しながら、「被害がなく一安心」と語った。


 午後1時から開かれた対策本部では砂川一弘総務課長が、市には午前9時49分の発射時刻から6分後の9時55分に全国瞬時警報システム(Jアラート)でミサイル発射情報が、10時1分には沖縄県上空を通過したことが伝えられたこと、それを受け10時6分には危機管理策本部会議を開き情報の収集、伝達状況を確認したことを説明した。

 市民への情報周知としては、午前9時59分にミサイル発射情報を行政情報無線で放送したほか、ミサイル通過の情報を受け10時2分には屋内への退避を、10時30分には落下物などがあった場合は警察か消防に連絡するよう無線で呼び掛けたことを報告。砂川課長は「警察、自衛隊、消防等の各機関と連携しながら落下物などがないか情報を収集してきたが現在までにその情報はない」と述べた。下地市長は「安全宣言については政府として正式発表があった後に、市としても行う。それまでは対策本部はこのまま継続したい」と語った。

 対策本部開催時点で安全宣言は出されていないものの「これから被害が出ることはないと思う。飛行ルート上にある宮古島市としては被害がなかったことに一安心した」と語る下地市長。今回の北朝鮮による事実上のミサイル発射について「北朝鮮は北朝鮮の事情で発射したと思うが、残念。国際社会がミサイルは発射しない方が良いと言っている中での発射だった。北朝鮮も国際社会の一員として、協調していく姿勢が必要と思う」との考えを示した。

 発射からJアラートでの伝達までに6分を要したことについては「政府が、本当に発射されたかどうかという確認をする時間だったろうと思っている。早いかどうかはよく分からないが、情報の確認を慎重に行ったのだろうと思う」と認識を述べた。


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