04/19
2024
Fri
旧暦:3月11日 先勝 癸 穀雨
社会・全般
2012年12月22日(土)9:00

制定向け意見聴取/地域づくりTミーティング

障害者権利擁護条例


タウンミーティングではパネリストや参加者から活発な意見が出た=19日、宮古合同庁舎

タウンミーティングではパネリストや参加者から活発な意見が出た=19日、宮古合同庁舎

 県が障害者の権利擁護の推進を目的とした条例制定の検討のため「障害のある人もない人も暮らしやすい地域づくり」タウンミーティング(主催・県福祉保健部障害保健福祉課)が21日、宮古合同庁舎で開かれ、「沖縄県障害のある人もない人も暮らしやすい地域づくり県民会議」(障害者県民会議)が仲井真弘多県知事に提出した意見書の説明のほか、条例制定に関し参加者からの意見を募った。


 パネルディスカッション形式で行われたミーティングには、障害者県民会議(高嶺豊会長)の長位鈴子、新開秀雄、下地雅美委員と宮古圏域アドバイザーの清水聡さんがパネリストを務めた。

 パネリストからは「差別は意地悪で起きているのではなく、健常者中心の社会構造が原因になっている」「障害者というだけで住宅が借りられないなどの差別や偏見は、障害者に対する無知から来るいわれのない不安が原因」などの指摘があった。

 また、宮古島は「宮古空港からどこかに移動したくてもタクシーしか手段がない」。公共交通機関などインフラ整備の問題が取り上げられた。

 参加者からは「参加している人たちが、限られた一部の関係者。広く意見を求めるためならば、広報の方法に問題がある」「バリアフリーは障害者のための特別なものという発想の切り替えが必要。社会的弱者にとって住みよい街は健常者にとっても住みやすい街」などの意見が出た。

 障害者県民会議が今年4月にまとめた「障害のある人に対する差別と思われる事例集」も公表され、医療や福祉、雇用や教育などの分野で「つらいこと、いやなこと、なくしてほしい事例」が紹介された。

 タウンミーティングは宮古島を皮切りに、広く県民の意見を聴取することを目的に県内5カ所(北部、中部、南部、宮古島、八重山)で実施される。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月17日(水)8:58
8:58

専用ターミナルが完成/ビジネスジェット

CIQ施設も設置/下地島空港   三菱地所は、県が推進する下地島空港および周辺用地の利活用事業の一環として「下地島空港における国際線等旅客施設整備・運営およびプライベート機受け入れ事業」の一つとして、下地島空港周辺にビジネスジェット専用施設「みやこ下…

2024年4月7日(日)8:54
8:54

海岸ごみ「ほっとけない」/500人参加しビーチクリーン

「第3回ほっとけないプロジェクト~海辺のミライをみんなで守ろう」(主催・同プロジェクト実行委員会)が6日、新城海岸で行われた。宮古島海上保安部やボランティアサークル、空手道場など各団体のメンバー、家族連れ約500人が参加しビーチクリーンを実施。発泡スチロールや…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!