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2012年12月26日(水) 23:22

いい年の取り方/高田 みゆき

2012.12.27ペン遊ペン楽

 

 私事ですが、先日ファッションショーのモデルを経験しました。「宮古島市地域づくり支援事業」の交付式で、同じように事業申請なさったT先生に、久しぶりにお会いしたのがきっかけでした。たぶん私は「50代オバサン」という枠での起用と思われますが、普通は望んでもできることではないのだから、後先考えずにエイッと飛び込んだ次第です。



 若輩者の私は、主催グループの代表を務められるT先生のバイタリティーに圧倒されっ放しでした。あのお年で(失礼)あれだけ大きなものを企画し、たくさんの人を動かす…いや、違いますね「一緒にやろうと言ってくれる人がたくさんいる」ということの示すものは何なのでしょう。


 私には、92歳になる現役美容師の伯母がいます。戦争で夫を亡くし、女手ひとつで一人息子を育て上げたつわものです。「今さら同居なんて、気詰まりやろ~。毎日のことができひん訳と違うしなぁ」と92歳の今も一人暮らしをしながら、「この年になって美容室を替えるの嫌やわ」と言うご高齢のお客さんの予約を受けて、時々お店を開けています。従兄弟夫婦も伯母の気性は良く解っているので、見守っているようです。京都に帰った折に訪ねると、次々と面白い話が飛び出してきます。たまに若い時の話がリピートされる時もあるけれど、決して「つらい」だとか「悲しい」だとかの言葉が出てくることがありません。以前に私が言った「○○な仕事があるんやけど、私もええ年やしなぁ」に、「もったいない。今が一番若いのに。この後、若返ることあらへんえ」と、伯母は即座に言ったものです。伯母が自分で言うように、体が丈夫で気が強かっただけでは、92歳まで仕事を持ち続けることはできないでしょう。


 ご年配の方の笑顔には元気付けられます。「もしかして、私の20年後も捨てたもんじゃないのかな?」と希望が持てます。ニコニコ微笑みかけられて「あんたはえらいねぇ」と褒められれば、50過ぎのオバサンでもなんだかうれしくなります。実際、宮古に来てから褒められる(?)ことが多くて、これはオトーリにも見られる「エールの交換的」宮古の文化の源流なのかな?と、一人感じ入ったりしています。


 人は、生きてきたように年を取るんだね~。で、いつでもどんな時でも、今が一番若いんだね~。年の瀬にとりとめもなく考えながら、若者に希望を与えられるようなオバア目指して、来年もニコニコ暮らしていきたいと思いました。


 どうぞ皆さんもよいお年を!

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