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【特集】新年号
2013年1月1日(火)8:48

打ち鳴らせ!エイサー太鼓/下地総合型スポーツクラブ

児童生徒50人、地域行事に参加


練習に熱が入る子どもたち。右は指導する平山さん=下地公民館

練習に熱が入る子どもたち。右は指導する平山さん=下地公民館

 毎週土曜日の夕方になると、下地公民館からリズミカルな太鼓の音が周辺に響き渡る。ドン、ドン、ドドドン-。迫力のサウンドの演奏者は、下地総合スポーツクラブのエイサー太鼓教室に通う下地小、中学校の児童生徒たちだ。「太鼓はとても楽しいんだよ」と飛び切りの笑顔を見せる子どもたち。毎週土曜日を心待ちにしている様子だ。


 児童生徒50人がエイサー太鼓を学ぶ。指導するのは平山さおりさんと友利さおりさん。2人はまるで母親のように接して子どもたちの才能を引き出していく。

 子どもたちはそれに応えるように日々上達。休憩中はあどけない表情を見せながら騒いでいるが練習が始まると一変。真剣な顔つきになって太鼓をたたく。

 そんな子どもたちの活動の場は地域の行事。敬老会や生産物の初荷式、行事のオープニングや施設慰問と活動の範囲は広い。

 どこに行っても人気のエイサー太鼓隊。地域行事の盛り上げには欠かせない存在になりつつある。

 6年生の砂川竜輝君は地域行事で演奏を披露することが「楽しい」と話す。練習では「新しい曲を覚えることが楽しい。みんなと合わせられるともっと楽しくなる」と笑顔を見せる。今年は「いろいろな曲でみんなと合わせられるエイサー太鼓にしたい。もっと舞台に出たい」と話した。

 下地杏さん(4年)は他の楽器に比べて「とても入りやすい」と話す。「音をそろえるのが楽しくて続けている。どんな曲もすらすらとたたけるように努力したい」と意欲を話した。

 子どもたちの活動の場を広げる下地総合スポーツクラブの川満稔会長は「各地で演奏しているが、住民に太鼓の素晴らしさを伝えられていると思う」と地域での広がりを強調。「太鼓演奏は一つにならないと音が乱れてしまう。そういった意味では子どもたち自身が互いを信頼し合って取り組むことが大切。これは学業やスポーツ面でも生かされると思う」と話した。

 同クラブは、エイサー太鼓教室のほか、フラダンスやノルディックウオーキング教室も開催している。

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