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2013年1月11日(金) 9:00

市長選 候補擁立断念を正式発表/市議会野党議員連絡会

「日数的余裕ない」と釈明/無投票の公算、濃厚に


市長選候補者擁立断念を発表する市議会野党議員連絡会の新城会長(中央)ら=10日、市役所平良庁舎

市長選候補者擁立断念を発表する市議会野党議員連絡会の新城会長(中央)ら=10日、市役所平良庁舎

 市議会野党議員連絡会(新城元吉会長)は10日、市役所平良庁舎で会見を開き、市民組織との協議の結果、13日に告示される市長選挙への統一候補者の擁立を断念したことを正式に発表した。新城会長は「日数的に余裕がなく断念せざるを得ない。市民の皆さんには申し訳なく思う」と釈明。これにより、すでに現職の下地敏彦氏が出馬表明を行っている市長選は無投票となる公算が濃厚となった。




 同連絡会は現在、新城会長のほか、長崎富夫氏、亀濱玲子氏、下地博盛氏、上里樹氏が参加。これまでは市議会野党最大会派の21世紀新風会(池間豊代表、下地智氏、新里聡氏、山里雅彦氏)と無会派の前川尚誼氏、同じく無会派で民主党所属の前里光恵氏を含めた計11人で構成されていたが、21世紀新風会と前里氏が昨年11月に、市長選で現職の下地氏を支持する考えを表明。これを受け、12月初旬に現メンバーでの連絡会を結成するとともに、これまで行動をともにしてきた市民ら約30人で組織する「明るい宮古島をつくる会」を立ち上げ、候補者擁立へ向けた協議を行ってきた。



 会見で新城氏は「市政奪還を果たすため何としても候補者の擁立をと取り組んできたが、告示が迫る中、出馬への準備や環境を整えることが難しいことから、協議の結果、今回の市長選では候補者擁立は難しいとの判断に至った。候補者擁立を目指し努力してきたが、日数的な余裕がなく断念せざるを得ない」と擁立断念を決めた経過を説明した。



 候補者擁立に至らなかった要因の一つとして「これまでは市民を中心とした運動の中から自然発生的に候補が生まれてきていたが、今回はそれがなかった」とと語る新城会長。市民運動の盛り上げについて下地氏は「(昨年6月の)県議選で何とか盛り上げたいと思ったが十分ではなかった。市民の側からの盛り上がりがないと、いかんともしがたい部分はあるが、市民も含め私たちも取り組まなければならなかったことは確か。その部分での力不足は感じている」との思いを述べた。



 今後の同連絡会としての取り組みについて新城会長は「議会で市政を厳しくただしながら、『明るい宮古島をつくる会』や広く市民とともに次回の選挙に向けて取り組み、市民本位の宮古島づくりを目指したい」との考えを示した。