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2013年1月21日(月) 22:50

「県文化協会賞」(行雲流水)

 沖縄県文化協会は地域文化の振興・発展に尽くした個人・団体を表彰しているが、2012年度は宮古から友利吉博氏が功労賞に、下地暁氏が奨励賞に、「宮古島サンゴ礁ガイドのなかまたち」が団体賞に選ばれ、表彰された



▼先日、その受賞祝賀会が開催されたが、各受賞者の、明確な問題意識に根ざした「持続する志」に感銘を受けた


▼友利氏は宮古工業高校を全日本緑化コンクールの準特選に導いたが、後に「みどりの街角賞」を創設、島の緑化・美化に努めている。日本弁論連盟から功労賞を受賞した高校生への弁論指導は「宮古方言弁論大会」へとつながった。「芸術友の会」は「市文化協会」へと発展、その会長を3期6年務めるなど、常に活動の輪を広げ、深化させている


▼下地暁氏は音楽の諸活動を通して伝統文化の継承・発展に努めている。発表した作品は70曲に及ぶ。宮古島の伝統芸能の保存継承を目的に「クイチャーフェスティバル」を立ち上げ、その実行委員長を務めている。ヒヤサッサ、大地を踏みしめ、力強く跳躍するクイチャーは宮古人の心意気の象徴である


▼「宮古島サンゴ礁ガイドのなかまたち」(代表・友利博一、会員40人)は「八重干瀬」の環境保全のためのサンゴ礁ガイドを行っている。また、定例会で学習を深めながら、サンゴ礁観察会や講習会、展示会等を開催、人とサンゴ礁の関わり方について、啓蒙活動を展開している。近く『サンゴ礁の自然と文化』を出版する


▼「文化の薫る島」の実現は市民の切なる願いである。