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社会・全般
2013年2月13日(水)9:00

水使用で念書求める/排水整備変更

伊良部土地改良区の要請で市長


比嘉理事長(左)が下地市長に要請書を手渡した=12日、市役所平良庁舎

比嘉理事長(左)が下地市長に要請書を手渡した=12日、市役所平良庁舎

 伊良部土地改良区の比嘉臣雄理事長は12日、市役所平良庁舎に下地敏彦市長を訪ね、「伊良部地域のかんがい排水整備Ⅱ型給水栓からⅠ型スプリンクラーへの変更および施設の維持管理費軽減について」要請した。下地市長は、2012年に同地域の農家を対象に実施したアンケート調査を踏まえた上で「農業用水の水使用料を『支払いたくない』という農家がいる。これでは県、国にスプリンクラーへの変更要請はできない。受益農家から『水代は支払う』という念書を取らなければ要請はできない」と指摘した。


 同改良区は、12年1~3月にかけてアンケート調査を実施した。受益農家260戸のうち186戸から回収した。回収率72%。

 アンケート項目のうち、「伊良部島で移動式スプリンクラーを利用した実証展示ほ場を設置しているが、この実証展示ほ場を見たことがあるか」との質問では、130戸が「見たことがない(知らない)」と答えた。

 次いで49戸が「見たことがある」、7戸が「知っているが、見たことはない」とそれぞれ回答した。

 「今後、土地改良事業が進み、安定的に農業用水が供給されるようになった場合、農業用水を使用するに当たり、賦課金(水代)が必要になることは知っているか」との質問では、163戸が「知っている」、21戸が「知らない」と答えた。

 比嘉理事長は「一部の受益農家は、賦課金への認識が低い。早急に啓蒙活動を行い、受益農家が賦課金を支払う意思を示す念書か同意書を取り付けたい」と述べた。

 下地市長は「Ⅰ型スプリンクラーへの変更要請は、今がチャンス。念書か同意書があれば要請活動をしていく」と強調した。


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